ナツキ・B・ウォッシュバーン
■ キャラクター設定資料:ナツキ・B・ウォッシュバーン(Natsuki B. Washburn)
《雷導兵候補生/戦術適応制御課》
【基本プロフィール】
・氏名:ナツキ・B・ウォッシュバーン(Natsuki B. Washburn)
・年齢:17歳
・性別:女性
・所属:エレトゥス連合国軍 雷導育成機関 《LCA》第七区候補生棟
・課程部門:《戦術適応制御課(TACT: Tactical Adaptive Control)》
・候補生評価等級:C+(現行維持中)
・出身地:エレトゥス大陸西方・港湾都市オーシャンズタウン(旧下民区域)
・水霊素適合率:72.1%(中位上限)
・共鳴安定指数:58(抑制型・情動により霊素伝導が鈍化)
【外見・印象】
肩口まで伸びた水色を基調とする髪は、毛先にかけて青やピンクに淡くグラデーションし、動くたびに光の角度で海のような艶を見せる。鋭く切れ長な琥珀色の瞳は、無表情でもどこか警戒心を滲ませており、近寄りがたい雰囲気をまとう。
制服は常にきちんと着こなし、乱れを一切許さない。LCA候補生の中でも「真面目すぎて近づきにくい」と評されることが多く、その整然とした佇まいには、かつての苛烈な環境を生き抜いた者ならではの凛とした迫力がある。
均整の取れたスタイルと無駄のない所作からは、日々の訓練によって磨かれた身体能力が見て取れる。制服の左肩には、支援職であることを示す青のラインが走る。
普段から背筋を伸ばし、視線は常に前を見据えており、年齢に似つかわしくない“軍人然”とした印象を周囲に与える。戦術訓練の際には長い髪を一つにまとめ、視界と集中を妨げないよう配慮している。
【人物像・内面性】
言動はストレートで口が悪く、愛想も薄い。一見すると他人と距離を取りがちな印象だが、内面には芯の強さと深い情の厚さを持つ。
思ったことはハッキリ言い、理不尽には絶対に屈しない。その反面、仲間のためなら自分を犠牲にすることも厭わず、表に出さないまま背負い込むタイプ。
過去の喪失を静かに背負いながら、未来を見据える“無言の実力者”であり、言葉は少なめだが本質を見抜く観察眼が鋭く、仲間内では“ブレーキ役”として一目置かれている存在。
子どもの頃、港町オーシャンズタウンで盗賊に両親を殺され、奴隷商人に囚われた経験を持つ。
数年後、シーサイド下民層でストリートを漂っていた際にルシアと出会い、庇護を受けたことでLCAの支援枠に推薦される。
「負けない」ことよりも「倒れず歩く」ことを信条としており、ライをはじめ、仲間の心の変化にも敏感。特にライには“幼馴染”として、口には出さない深い気遣いを向けている。
【戦術・能力特性】
部門適性:水霊素による防御展開・行動予測・接近戦補助
適性型:中近距離制圧/読心型防御補助/対強制共鳴防壁展開型
● 得意術式:
・《アクア・スロウ》
水霊素を局地的に高密度化し、敵の動作を減速させる術式。発動が早く、接近戦での足止めや撹乱に有効。
・《ハイドロ・リバース》
相手の術式に乗った霊素を逆流させ、過剰反応を誘発させるカウンター技。訓練では術式の解体阻止に使用。
・《ブルーシールド》
水霊素を用いた球体防御膜。連続術式や落下衝撃などに対して非常に高い耐久性を持つ。
● 装備:
・戦術干渉ブレイサー《リヴァイアバンド》
→ 霊素制御を細かく行える手首装備。術式発動の速度・精度を高める。
・共鳴記録端末
→ 戦闘中の術式波形を記録・再現。即興術式の模倣や逆解析に対応可能。
【性格・対人関係】
・性格:無口・冷静・負けず嫌い・不器用な面倒見
・口癖:「調子乗るな」「言い訳は現場じゃ通じない」
・交友:感情表現が少なく誤解されやすいが、信頼関係ができた相手には深い忠誠心を持つ。
・訓練記録:TACT課内では戦術安定率上位20%前後。指揮系統よりも前衛連携に強い。
【雷牙との関係】
ナツキとライは、LCA入所前から顔見知りの“腐れ縁”的な関係。
かつてストリートで命をつなぐしかなかった時代、互いに背中を預けながら生き延びてきた。
言葉では滅多に感情を表さないが、雷牙の不安や迷いに誰よりも早く気づき、行動で示すタイプ。
「ライが倒れそうなときは、自分が支える」
それが彼女の中で揺るぎない誓いとなっている。
訓練中はよく彼に説教したり、頭をぐりぐり押さえたりとやたらと手が出るが、それもまたナツキなりの愛情表現。
【まとめ】
ナツキ・B・ウォッシュバーンは、「水と意志で戦う沈黙の盾」である。
過去に傷つき、今を懸命に生きる彼女のまなざしは、誰よりも真っ直ぐで、強い。
自分を守る術を知っているからこそ、仲間を守る盾になる――。
不器用な優しさと鋼の決意を併せ持つその姿は、支援枠に咲いた一輪の静かな花であり、
どんな嵐にも折れない“海の誓い”を胸に抱き、今日も前線を歩き続けている。




