蜜月
私の生活は一変した
すのーと入れ替わってることは誰にもいってない。
誰も信じてくれない
時間が解決してくれるとは思わないけど、できることがあるわけでない。今はなんとかするって言ったすのーを信じるしかないかな。私よりずっと頭いいみたいだし。
入れ替わった日の試験、問題の意味すらわからなかったけど、鉛筆様の言うとおりにマークシート埋めたら、90%以上合ってて、なんとかすのーの成績を落とさずに済んだみたい。さすが、私。
すのーもこれには驚いてた。
その日の夕方から、毎日ハンバーガーショップや喫茶店、公園でお互いの一日を報告するのが日課になった。
困った時はすぐにLINEしたり電話したり。
おかげで私のスマホの履歴はすのーで埋め尽くされていた。
彼女でも出来たの?とすのーの家族や友達から聞かれた時は流石にあせったけど。
一緒にすごす時間が増え、お互いのことを共有した私達の距離はどんどん詰まっていった。結婚前のカップルだってこんなじゃないだろーってくらいに。
でも、そんな日々はあっさりと終わる
すのーから勉強を教えてもらってたある日、机の下に落ちたペンを拾おうとして、、