第14話ホロン王国ペルト街を目指す(その3)
お読みいただいてありがとうございます。
こちらの作品は、
アルファポリス様、
カクヨム様にも先行投稿しております。
用は、森を進んで行く。
AIさんが調べてくれたので方向はわかっている。
ズッシン! ズッシン!
なんだろう!
ゲ! ゴジ○!
いや違う。ゴブリンだ!
ゴブリンのものすごくデカイやつだ。
東京スカイツリーなみのデカさだ!
東京都庁なんて、回し蹴りで潰せそうなデカさだよ!
そして、とんでもない者達がゴブリン・ジャイアントの足元を大軍で、移動していた。
ハリウッド映画のジュラ○ックパークとか、博物館でみた恐竜だ!!!!
やべー
この異世界はファンタジーでも、ラノベそのままではなく恐竜もいるのかよ!
まずい! 捕まったら、ただではすまないぞ!
AI「用様、進行方向から少しずれますが、向こうの山を登って下さい。そこの洞穴は安全です。水も湧き出ていますので、しばらくの間避難しましょう!」
急いで木から移動する。全力でマップ表示された方向へ全力疾走する。
スライムの群れとぶつかる。体当たりしてくるがなんともない。
AI「やっぱりレベルアップはしているみたいですし、どうなっているのでしょうね。用様急いで下さい。」
ハァハァハァ 息切れしだした。呼吸が苦しい。山を駆け登る。あと少し!洞窟が見えてきた!
AI「用様!後ろから来ました。急いで!」
ギョー
何かの鳴き声が迫ってくる。
後ろを見ると、ケラトサウルス?の小型?子供?見たいなやつが二足歩行でこちらに向かってきている。
やべー!アイツは確か映画では群れてやってくる肉食だ。
もう少し!あと…… うわ! あわてて横に転がる。
ガン! ケラトサウルス?が口を開けて突っ込んできた。ギリギリでかわす。皮の防具が削れる。なんとか洞穴を目指す。上半身が洞穴に入ったところで、左脚に痛みがはしる。
ケラトサウルス?の短い前脚の爪がふくらはぎに食い込んでいた。声が出ないほど痛い。口が迫ってくる!ハバネロバナナを散弾にして口に投げつける。
ふくらはぎを押さえていた力が抜ける。ケラトサウルス?は口からの泡を吹きながら山を転げ落ちていった。
痛む足を引きずりながら洞窟に入る。収納から大きな石を出して入口を塞ぐ。あとランプを出して傷口を見る。出血が酷い。痛い痛い痛い!
AI「用様ポーションです。」
収納から下級回復ポーションを出して、傷口にかける。出血は止まったが傷口はほとんど治らない。痛い痛い痛い! 鎮痛剤なんて持ってないし売ってなかった。痛みが足からあがってきて頭にまで来る。痛い痛い痛い痛い!
AI「どうすれば、用様!今から…え!…」
のたうち回る俺の目が虹色に光る!そして身体が光りだす。それと同時に穴の開いたふくらはぎの傷口がゆっくりと治ってゆく。傷口が跡形もなく治った時に気絶した。
AI「用様!スキャン開始!……… バイタル異常なし。治ってますね。あれはいったい…げ!あいつが復活しかけている。」
どうもAIさんのところも何か起こったようである。
……………………………
第13話 始まりの村 にてどこの王国にポンロ村があるかを、書き忘れていましたので編集しました。
ホロン王国・ポンロ村です。
この作品は、既に第1部が完結しております。
アルファポリス・カクヨム様にて
先行投稿しております。
また、新作
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
を、アルファポリスオンリーで
公開を始めました。
よろしければ、読んでくれたら
嬉しい限りです。
なろうオンリーは、
まだ先になりそうです。