そして現在...
「ん...」
リリアが目を覚まして、一番に、情報を整理した。
(多分異世界転生したんだよね?自分がなるとは思ってもみなかったけど、特にやってみたい事があったわけでも無いしまあいっか。
まず、私の前世の名前は、佐藤 日葵その年で15歳になるはずだった。中学3年生で多分交通事故で死んじゃったんだろうな・・・。
それで、現世の名前は、リリア・シリウスだっけ?家族は父と母と兄が居たな。で、侯爵家って事は貴族!漫画の知識が役に立つなんて、思ってもみなかったな...記憶からして嫌われているどころか愛されてるから、平穏に暮らしていけるように頑張ろう!
ん?誰の声だろう?)
そして、父親と母親と兄と思わしき人物と医者と思わしき人物が話している声が聞こえてくる。
「リリーは、大丈夫なのか?」
「リリアお嬢様は、毒で、一時危険な情態でしたが、高い魔力と回復魔法のおかげで、しばらく安静にしていれば完全に回復するでしょう。」
「あの子がグド様の魔力を受け継いでいて、良かったわ!」
「僕ね~リリーが回復したら一番にだっこするの」
その会話を聞いてリリアは、びっくりした。前世、憧れていた魔法がこの世界にあると言うからだ。
そして、翌日から、魔力を感じるのに費やすのであった。
私はただ今とても楽しい