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処刑タイム  作者: 青梨ゆうる
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電脳タイム

最近自分が色々な事に悩み唯一希望が出たのが小説を書くことでした。

けど小説を書いた事も無いし漢字が苦手な分誤字脱字が有ると思いますがよろしくお願いします!

今回の作品は自分が大好きなゲーム関係を書いてみました。僕と同じゲームが好きな方もゲームが好きな訳では無いけど少し特集な作品になっていますので少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。

文を書くのが下手ですがよろしくお願いします!

電脳タイム


この世界は正直言ってしまえば腐っているとしか言いようが無い理由は簡単だこの世界は何億人もの人間が好き勝手に駒を動かしそして勝っても負けても罰を受ける事になる、だから俺はこの世界即ちボードの上から逃げ今は檻から離れている、俺みたいな奴からしたら最高の生活だ毎日ゲームをして生きていく俺の望んだ生活だったが俺の家にあいつが乗り込んで来たせいで俺の天国は地獄に落ちた…


「続いてのニュースです。先月日本行われました、EフェスティバルでまたしてもテロリストチームヘンディーキャッツによってEフェスティバルに参加していた95800人中2095人が重傷者として埼玉県の

石井病院にはこばれました。なお犯行に使われた物は恐らく参加前に渡されたイヤホンによって脳内に何かしらの超音波を流し参加したプレイヤーの脳内に直接ダメージを与えたと思われます。なお何故イヤホンを受け取ったプレイヤーの一部だけが攻撃を受けたのかなどは調査中の事です、そしてヘンディーキャッツリーダーによると「今のゲーミングプレイヤーはレベルが低すぎるなので私の部下にもし負けた場合あなた方に罰を受けてもらう事にしようと思う、それじゃあプレイヤーの諸君、君達の顔を私本人が拝まない事を願うよ」

恭一郎は睡眠不足のせいかだるそうにテレビの電源を落とした、この世界は2025年頃から少しずつバランスが崩れ始めた。例えを言えば大統領になるためにゲームが上手くないと行けないなどがその一部だろうそして、今最も注目を浴びているゲームが「デスアタック」だ最も言ったら今人気度の高いゲームはこれが一番だろう。

その中でも椋は世界にも勝てるレベルだった一人を抜いての話でだが…

その時だった何処からか明らかに若い女の声がした、それも何処かで聞き覚えのある声だった。

そうすると階段をドタドタと大きな足音を立てながら自分の部屋に少しずつだが近づいて来る椋は口には出していなかったが頭の中でおもった「来たか怪獣が」っと数秒後にそいつは登場した。登場したのは椋のゲーム仲間で恭一郎とは5歳程年齢が離れている。シースだった。


「おー来たかシーいや俺からしたらまだガキだから言い直してやるよ、それじゃ改めてよ小学生体型」

「悪かったわね小学生のような見た目であなたみたいなたちの悪い人の前に顔を出すのは時間の無駄だと思ったのだけどね」

「ほ〜それじゃあなんでお菓子持って来てくれたんだ」

椋はシースが手に持っている紙袋を指差してニヤニヤと笑みを浮かべてた。

「こ、これは私が帰ったら食べようと思って買ってきただけあなたに渡しに来たわけじゃない!」

「あっそまぁ良いけどね〜」

そう言うと椋はシースをに気付かないかのようヘッドセットを頭に付けキーボードとマウスに手を軽く置きゲームを始めた。

「あ~も分かったこの土産はあなたが食べるかとも思ったから買ってきた物よこれで良い?」

シースが顔を真っ赤にして言ったが椋がゲームに夢中でいると椋のキャラクターが敵の空爆によって吹っ飛んだと同時に椋の後頭部に衝撃が走った。

「い、痛てえなこの馬鹿何処の世界に後ろからフライパンで殴ってくる奴がいるんだ!今流行りのオンラインゲームか!この化け物め!

「な、あんたの方が十分化け物よ私も言わせてもらうけど何処の世界に後頭部をフライパンで叩かれてピンピンしてる奴がいるのよ!」

「うるせぇ!馬鹿!」

「黙れえええ!私なんかよりあんたの方がゲームも勉強も出来ないでしょ!」

二人ともまさかシースが椋の後頭部をフライパンで殴った事から10分間叫ぶはめになるとは思ってもいなかった。


                現在の時刻…PM13時半


二人が叫びあってか10分程が経過していて椋がリスポーンをしゲームに戻る頃にはゲームは終盤戦まで進んでいた。

「ハア、ハア、マジかよ試合ここまで進んでたか巻き返せるかってかシースいい加減帰ってくれないか俺もこの後タイムアタックでキルイベントがあってそれに参加しなくてはいけないからな」

「ハア、ハア、ハア、そうだったのね、それはありがたい事だは私のゲームを楽しんでイベントにまで参加してくれているなんて」

椋はシースの放った言葉に驚きを隠せなかった、そりゃあそうだ時々遊びに来る友達がまさか今世界で20億人がプレイヤー登録をしている大規模なゲームだった

「はぁ!シースお前それホントか嘘なんて言ってないよなどんな引きこもりコミュ障童貞の俺でもこれを嘘つかれたら怒るぞ」

椋の言葉にシースは空いた口が閉まらなくそれどころか笑い出し部屋の中を転げまわリ始める位だった。

「アハハ!椋あなたは昔から変わらないわね焦ると私の知ってる情報から知らなかった情報まで話してくれるしそれに昔からあなたにパンチは女の子か猫のようなネコパンチしか打てなかったわよね」

椋はシースに正論しか言われずにムッとしているとまたしてもシースは笑い出してしまった、だがこの後シースに言われた事に椋の顔は少しずつ顔が引きつっていった。

「椋あなたに面白い事教えてあげるわ、あなたは昔から顔に自分の感情を出し過ぎている。だからあなたは焦っていれば直ぐにでも分かるだから私からアドバイスあなたはもっと自分の事を知った方が良いそうじゃないとこれからEスポーツはもっとはやって来る、それイコール今以上に強いプレイヤーが出てくる。じゃないと…」

ここでシースはいきなり話を辞め椋の顔を睨みつけある事を放った。

「私が作るいえ違うわね作り直したプレイヤーによってあなたは最強から最弱に落ちてしまうから」

そう恭一郎に伝えると薄ら笑いを浮かべながらシースは出ていてしまった。久々に1時間程シースと話しただけなのに椋の中に嫌な恐怖心とこの先シース以外に自分と同等に戦えるプレイヤーに合えるとおもったら楽しくて仕方が無かった。


  死の時間               現在の時刻…PM18時


シースが帰ってから5時間程が経っていた。

「あれ?もうこんな時間か気づけばシースが帰って5時間連続プレイしてしまっていた、俺もある意味変わりもんだな、あはは…」

椋が独り言をしていると突然メールが鳴った。椋は友達はいなかったが色々なジャンルのオンラインゲームにアカウント登録をしていた。それも椋は相当の変わり者で普通のプレイヤーの場合ゲームでログイン際に使用する、メールアドレスは一つか二つが限度だ…だがしかし椋はある意味の馬鹿であった。何故かってそれは…椋は引きこもり、童貞、顔面偏差値皆無、とアニメの世界から出てきた様な最悪でしかなかった。

「お、メールなんて久しぶりに来た、いつもゲームが会社からのイベントメール位しか来ないからって誰だ?俺には友達も彼女もいないし…まぁ良いや、寝るか」

この時点で不思議でしかない、普通のプレイヤーの場合はメールが届いたら気になって確認するのが普通だが椋は数々多くの


                  現在の時刻…???


「う、地面が固いなんで?」

椋は思考回路が追い付いていなかった、当たり前だ…さっきまで家でゲームをしていて少し睡眠を取った結果自分の知らない所に転送されていたのだから不思議でしかなかった。

「は?訳が分からんなんで?俺が可笑しいのか自分の知らないうちに自分で歩いてここまで入って来たのか?」


椋の頭の中はごちゃごちゃになっていた、だが今の椋の頭でも分かる事があった…それは自分が檻の中にいることだった。

「てかなんで俺は檻の中にいるんだ、確かに俺は引きこもりではあったが問題になるような犯罪に手を出した事は無かった。


その時檻の外から人の声が聞こえてきた…けど人が楽し気に会話をしている、感じでは無かった…

「ん~?奥から人の声が聞こえてくるけど楽しく話してる感じでは無いなまぁ良いか、お~い誰かいるのかいるんだったら出してくれ!」

「誰も来ないし来ても出してくれないですよ」

周りが暗くて分からなかったが椋と同じ檻の中にも一人がいた。

「え、あんた誰?」

「あ、すいません私の名前媛月心って言います、あなたは?」

「あ!ゴメン俺は宮上椋って言うんだ、よろしく」

「あ!よろしくお願いします」


その時だった檻の外から何処かで聞き覚えのある声が聞こえていた。

「二人とも、おはよ気分はどうかな?」

正直今の時点で椋は自分の前に立っている女性が分かっていなかった、だが心の顔を見ると顔が少しこわばった顔をしていた。この時点で椋一つ分かった、自分の前にいる女は自分が思っている以上にやばい奴なんだと。


「君達、私の事は分かるかなまぁ君確か~そうだ椋君だ君は私の事は分かっていないようだね、逆に隣の君心君いや心ちゃんか君は私の事はわかっている感じだね。まぁ心ちゃんは隣の椋君にでも私の事を教えておいてくれ」


そう言うと女は二人の檻の前を通り過ぎ他の檻の人にも同じことを言って何処かに去っていった。

「ねぇ、心さん…かな」

「あ、心で良いよ」

「了解、で心あの女は誰だ?俺的にあの声は聞き覚えあんだけど何処で聞いたのか全く思いだせなくてな」


「え…え!嘘!椋さんエレニア様を知らないんですか!」

「いや、だから知らないんじゃなくて思い出せないだけで…」

「分かりました。私が教えてあげましょう、フフン」


心は自慢げに話し始めた。確かに心は女に自分の事を説明するように言われていたがまさか30分以上女の話を聞かされるとは思はなかった。ただ心から女の情報を大量に聞いて大体の事は思い出すことが出来た。


「そうか、あいつの声何処かで聞いたこと有ったがEフェスで俺と対戦した事あったな~そっか俺がゲストで参加したのが確か俺が中3の卒業前だったから3年前か懐かしいな~あいつも大人ぽくなったな」

椋が独り言を言いながらボーっと思い出を振り返っていると心が椋の後ろで突然大声を出した。

「うお!どうした心なんか有ったか?」


「あ!すいません椋さんEフェス参加してたんですか!やばい、どうしよう私3年前のEフェスのチケット抽選外れちゃって行けなかったんですよね~はぁ~いいな~」

「いやいやだから違うから俺がゲスト参加したんだって…」

それを心に再度伝えたが「嘘だ~」の一点張りだった、椋は別に自分が3年前のEフェスにゲストとして招待されたことを伝えたい訳では無かったが神様は空気を読むのが上手いらしい、突然の事だった。檻を警棒のようなもので外から叩かれた。


「リズア様がお呼びだお前らの力を見たいそうだ、早く出てこい」

椋も心も突然の事に一瞬の間時間がゆっくりになったような何とも言えない不思議な感覚に包まれていた、だが警棒を持った一人の警備員がイライラしていると


「まぁ落ち着け、私達がリズア様に指示されたのはお二人をリズア様の前に負傷無くお連れする事私達の任務はそれだけ、だから落ち着け」

そう女が警備員に言うと警備員は恐怖心を知っている小犬の様に大人しくなった、だが椋も心も警備員が大人しくなるのも分かる様に光景を目の当たるにする、さっきまで奥が暗く分からなかったがなんと警備員をなだめていたのは椋が普通に立った時と同じかそれ以上の新ちゅを持った女だった。

「どうも、椋様心様ご気分は大丈夫でしょうか?」


心は目の前の恐怖に声がかすれていたが椋は胸を張り声のスピードはゆっくりそして相手に自分の心理を悟らせない様に話始めた。


「どうも、健康面は~特に大丈夫です、ご心配ありがとうございます」

ニコニコしながら椋が答えると警備員も女も今回の様な対応は珍しかったのだろう二人とも口を開けボーと立っていただが椋はこの時ボイスチャットオンラインゲームで身についた事が役に立っていた瞬間だった、ここからだ椋が女と話しやすい位置にいたのは…


「いや~それにしてもお姉さん身長高いですねいくつ位あるのかな~」

「え、私ですか私は180位ですかね…」

「へ~やっぱり高いんだなぁ~あ!そうだ所でさっきから気になってたんですけど…なんで僕と心さんはリズアさんでしたっけ…その有名な有名なリズアさんに呼び出されてるんですか?

「そ、それは…あ!ところでなんで椋さんはこんな話を突然出したんですか?えへへ…」

「あ!それは…」


変に緊張する空気間になった所で暗闇が続く廊下の奥からコツコツと下駄のような音と少女の笑い声が聞こえてくる、そちらを向くとロリコスというのだろうかフリフリがスカートや服の袖にたくさんついていてどう考えても動きにくそうな恰好をした少女がこちらに歩いて来た。

「お主面白いの~我と遊ばんか」


突然少女が話をかけてくる、心はもう何が何だか分からなくなっていたが椋だけは少女の異様な不陰気に気が付きとっさに警備員と女の顔を見た。

「ほ~お主…え~と名は…そうじゃ椋!宮上椋じゃ!いや~お主はあの紙の山を見た時から少し気になっておったがやはり我の目に狂いはなかったか…うんうん…さすがわらわじゃ」

椋は警備員と女の顔を交互に見ると二人の顔は明らかにこわばっている、そう強者を見つめる目だった、それを確認した時椋は確かに人は見た目で判断出来ないのは、確かに正しい事だと思い知った。

「いや、すいません、俺あなたと会った事ありましたっけ?」


「何を言うか昔はよく二人でダンジョンを探検していたじゃないか…懐かしいな~お前がスキルを打つタイミングを2秒ほど外してドラーグに見事かわされてそして殴り飛ばされていたじゃないか」

椋はギクッっと効果音が動画編集などで付けられそうな反応を見せるとさっきまでこちらに敵対視していたその時だった、女が少女に近づき耳元で小さな声で何か話始めた。

「って何故それをそれにドラーグって俺が3年程前にプレイしてアヴァナルオンラインで出てくる第48階層のボスじゃねえか」


「だから言ったろう嘘だと思うならお主が使っておった名を言ってやろうか」

少女がニコニコしながら名前を言い出すと椋は顔を真っ赤にしながら体を丸くした。

「なんじゃったかの~?ん~~~?そうじゃ!確か、最初の自己紹介では…我の名は暗黒ハンターグリフィードとか何とか言うとらんかったか…」

少女がその名を言うとそこにいた全員が明らかに固まっていてその数秒後に少しずつ笑いが起きた、一方椋はというと恥ずかしさの余りにさっきまで手で顔を隠していたはずが気づけば地面を転げまわっていた。


「あ~恥ずかしいなんでそんなの覚えてんだよ~普通3年前のゲームで他のプレイヤーの名前のなんて覚えてないだろ!それも俺が死んだ時に一緒に墓場に持って行こうと思ってたのに!」

「あはは、覚えてるに決まっておるじゃろ、なんせパーティーでお主だけ長々しく自分の事紹介しておったからな」


心が冷たい視線で椋を見て何か物申したそうにしている。

「な、何だよ!なんか文句あんのか?」

「いや、なんでもないけど一つ言うなら椋さんも中二病時代合ったんですね…」

「悪いかよ!俺だってな今の歳だったらあんな中二病が完全に爆発した様な名前は付けねえよ!」

「そうですよね~椋さんは安全な方ですよね…」


心が椋から目を逸らしながら答えると突然少女が今思い出した様に自己紹介をし始め椋も心もいきなり始められ困惑しているのを無視して少女は名前や年齢など個人情報を紹介し始めた

「すまんの~また後でわらわは紹介するがお主らだけにわらわの基本的?な情報を話しとくぞ」

「ちょっと待って!」

椋が少女に声をかけたがいきなり紹介を始めてしまった…突然だが椋も心も少女の事が早速一つ分かったそれはこの少女は人の話を聞かずに好き勝手話始める自分勝手なところが有ると言うところだ。

 

               少女の自己紹介が始まって1時間後の事…


この時点で椋と心二人…いや最初にいた警備員と女も加えて全員そろって少女の自己紹介に飽きていた。それもそうだろう人間は嫌いな事や興味の無いことなどは集中力が続いたとしても15分程度が限界だ。

「だから我らの国では…」

「ちょっと待って!」


椋は1時間前にも同じことを少女に言った覚えがあったがもう一度止めてみた、すると今回は周りの声が聞こえていたのか椋の方に向かって「まだ、話の途中だ!」とばかりに少女は椋を睨みつけたがそのあとの事を考えると色々とめんどくさいので考えるのはやめて話始めた。

「あのさ~一つ気になったんだけど俺らはなんでここでこいつの話を聞いてたんだ、この後なんかあったんじゃ無いのか」


少女は相当イライラしていた、理由は単純明快だった自分が気持ちよく話していたのにいきなり他人に話を止められプラス自分は本人の目の前で自分の自己紹介をしたはずなのに相手が自分の話を聞いてい無いからまともに名前も憶えられていない。


そこで椋が話始めると同時に少女が顔を真っ赤にしながら怒り始めた。

「お主!頭は平気か!わらわの話途中で切ったのにプラスわらわの名前を憶えておらぬじゃと!もう怒ったぞわらわはお前の事を許さんぞ!もう口をきいてやらんのじゃ!」


少女は怒りだし顔を真っ赤にしながらそっぽを向いたのだが…やはり子供に変わりなかった。椋が少女に向かって「ゴメン、飴上げるから名前教えて!お願いします!」と椋が餌で釣るとすぐに少女は餌に食いついた、警備員と女を含めそこにいた4人全員が思った事が一緒になった。

「あ!身分は上だけどやっぱり子供なんだな~」


4人そろって少女が飴を舐め終わるまで少女のニコニコした笑顔を見ながら待っていた。

まぁ3人は少女の無邪気な姿に「可愛い」と思っていたが一人に関しては心の中で「は、やっぱり子供だな」っと笑っていた。

やっと少女が飴を舐め終わった。

「お、食べ終わったかそれじゃあ名前教えて」

椋はふてぶてしく笑みを浮かべながら聞いた。


だが少女の頭の中は椋から貰った飴の事でいっぱいで少女はさっきまで椋に怒っていた事を忘れ二人に名前と歳を教えた。

「聞いて驚くなよ私の名は武田りせなんと武田信州様が叔父上様なんだぞそれに私はなんと現10歳でこの身分にいるんだぞ」


りせが楽しそうに自分の先祖の事を話始めた時だったさっきまでコンクリートの壁に背中をくっつけボーっとしていた。女がりせに近寄り耳元で次の事を話始めた。

その時だったりせの表情が真剣になり警備員と女に先に何処かへ行くよう指示した。

そしてこちらをゆっくりと向き少し笑いながら椋と心に次にやることの指示をだして来た。

「二人とも待たせたのようやくお主らが出るステージの準備が終わった様だからの行くぞえ、ついて来るが良い」


                3年前に遡る…


「優勝はなんと2年連続で宮上椋君です!」

俺が試合に出てトップを取るのが面白くないと思い始めたのはこのことがきっかけだった。多分の俺の感覚が狂い始めたのだろう勝負には勝たなくては意味が無いこの世は結果がすべて負ければすべてがゴミそう思い始めたのは……


二人はりせに案内され付いて行くとそこにはさっきまで檻の中には窓など無く外の状況が分からなかった。だが今はどうだ空は雲一つ無くさっきまで暗い檻の中プラス固い床の上で寝ていたとは思はなかった。

心さん!何言ってんだもっと大きな声で言ってくれ!」

それでも心は椋の方を向かずに何処かに向かって行く。

椋が気になり心が足を向ける方向に目を向けるとそこには4台のデスクトップPCが中央のステージに並んでいた。

そこには黒服をまとった女が奥に座っており手前にはいくつ位だろうか服がボロボロになってしまっている男が席に手錠を付けられた状態で座っていた、心は男の隣に置いて有るイスに腰をかけ軽くマウスに手をかけ今回プレイするであろう人気ゲームのデスアタックを心はクリックした。


「なんだコレ…」

椋が入り口で佇んでいると背後からりせが話をかけてきた。

「悪かったの~お主にはまだココの事を説明しておらぬかったの~これから説明するからあの試合が終わるまで上に来い」

そう言われ椋が案内されたのは一般席ではなく地面には高級そうな真っ赤なカーペットがひかれた高そうな部屋だった。椋が落ち着かず周りを見渡していると突然りせが話始めた。


「それじゃあ説明するぞ…ここは処刑場と周りからは言われている。まぁ正しくは闘技場じゃがな…」

「は?なんで周りはここを闘技場じゃなくて死刑場って言ってんだよ。可笑しいだろ」

「お主は馬鹿なんじゃな…お主はデス計画は知っておるか?」

りせに椋聞かれ困惑しているとりせが一つため息をつき椋に話始める。


「椋よ良いかよく聞け…現在日本の人口はざっくり言ってしまえば1億3600万人程いるそして今の時代国のトップに立つためにもゲームのプレイスキルが無くてはならなくなってしまった」

だから正直に言ってしまえば椋は国のトップに立ち自分の駒即ち市民をを動かすことなど簡単に出来ただろう、だがしなかった理由は単純だったそれでは自分の遊ぶ時間が無くなってしまうから引きこもりになる事を自ら選んだ…それだけの話だった。


「だから…」

この辺りでりせの話をさいぎる様にステージ上から騒がし怒鳴り声が聞こえてきた。

驚きそちらを見るとそこにいたのは先ほど椋と心を檻から出した女警備員だった。


椋は驚きを隠せて無かった…当たり前の反応だろうさっきまで椋と話していも目を上手く合わせ無かったひ弱だった女が今に関してはマイクを持ちステージ上で堂々と観客に向かって声をかけている。

だが観客は盛り上がるどころか落ち着かな面持ちの者が多かったそれに少し見て気づいたが観客に年寄りはいなかった、逆に言えば若者が多いと言うことだ。


「お、おいりせ!なんか可笑しく無いか?」

椋がりせの方に顔を向けるとなんと心は口元をニヤニヤさせながら笑っていた。

と次の瞬間りせが椋に向かって語り始めた。

「なぁ~椋お主は死と苦しみどっちが好きじゃ?」


不気味でしか無かった。正直椋はここから早くいなくなりたかった、理由は単純椋の中に怖いっと言う恐怖心が強かったからだ、それはそうだ感情が安定している人間だったらこんな事は聞いてこないだろう……


「お、俺はどっちも嫌だ、俺は人間だそんな変な事を聞かれても答えられない…」

椋が心にそんな風に答えると心は頷き小さな声で椋に語り始める。

「お主その心忘れるでないぞここに入ったからには一度狂ってしまったらもうもう人間には戻れぬからな」


そう言うとりせは何処かに消えて行ってしまった…


その時だった何処からか耳を割るような爆音が聞こえてきた。

「は!なんだ今の音何かが爆発する音か?」

そう思い椋が爆音がした観客席の方を見るとなんと片手にハンドガンを持ちニヤニヤとした顔をした警備員が座り込んでしまっている、女性の手元を狙うように発砲していたのだその後も数秒ごとに発砲されて行った…だが玉の行き先を見る限り全て女性の指先数センチギリギリを打っていた。


「なんだよ…これ…」

その時何処かで聞き覚えのある声がしそちらを振り向くとそこに偉そうに立っていたのはシースだった。


「どうした、椋そのやばい奴と遭遇してしまったと感じさせるよな顔は別に怖いものなどここにはないだろ」

シースが椋に向かって顎を少し前に突き出した状態で聞いてくるが……椋は自分が今どの様な立場に立たされているのか分からなくなりつつあった。

「は~相変わらず表情に気持ちの入らない奴だな~私が怖いなら言えば良いのに」

そう告げるとシースは突然話を変える様に話始める。

「椋、お前は何故こんな状況に立たされているのか分かっとらんのじゃな…分かった、お前がどうしてこんなところに連れてこられたのか…それにお前がここで何をしなくてはいけないのかな」


そう言うと椋は我に戻った。

その表情を見ていたシースが笑い始める…

「ははは!お前は相変わらず面白いな!その様子だとさっき私が話ことは全く聞いてなかったな~」

そんな事を話ていると突然ステージの方から男の痛々しい叫び声が聞こえてきる。

「嫌だ!嫌だ!もうあんな地獄には戻らないぞ!いっその事死んでやる!」


男は大分パニック状態になっていてさっきまでイスに座りゲームをしていたはずの二人が男を取り押さえようとスタンガンを片手に2対1の状況で向き合っている。

それからどれ位の時間がたっただろうかこの間も鳥は空を飛んでおり雲は右かから左へっと流れて行っていたので時間が止まった訳では無いだが皆動けなかった…いや動かなかったと言った方が正しいだろう。


その瞬間だった…男の体が少しの間閃光に包まれる。椋は瞬間的に手で目を隠しまた見て見ると男の服は最初の状態以上に酷い有様になっていた。

「何が起こったんだ今の数秒で男の服がいきなりボロボロになって男が倒れた」

その時だった隣にいたシースが今の数秒に何があったのか珍しく真剣な顔で話始める。

「よく聞けお前がここに連れてこられた説明などは後で話てやる、だが一つ忠告しておくぞ…あの女はお前が思っている様な可愛らしい奴じゃない…さっきだって男を倒したのはあの女だ閃光で分かりにくかったが私には見えたあの女が男の体に数本テーザーガンの打ち込み容赦なく電撃を与えていた。」


椋は驚きしかなかった。

「は!て、テーザーガンって聞いたことあるがあれは使ったら罪になるよな」

「ほお~椋良く知っていたな…そう普通は日本の法律上使って相手に危害を加えた場合刑法204条傷害罪で罰が下されるだが……ここの場合警察の目が届かないから犯罪だってやりたい放題さ盗みをしても人を殺す行為もここでは日常茶飯事だし奴隷が大富豪によって買われる事だってある」


シースが静かな声で呟くと椋はシースの会話で少し気になったことがあった。

「なぁ?その奴隷とか大富豪とかってなんだよ?」

そう質問を返すとシースはいつものように笑うわけでも無く泣くわけでも無く無表情で語り始める。

「どちらから説明しようかなそれじゃあまずは私もそうだった奴隷から話そうかな…」

そう言うとシースは少し目に涙を浮かべながら語り出す。


「奴隷まぁそのままの意味なんだがここではゲームの実力によってランクが決まっててね、三段階に分けられてるまずは一番地位が高い大富豪…大富豪はこの檻の中でも裕福に問題なく暮らせる食べ物も有るし酒やたばこ言ってしまえばさっき警察の目もここまで届いて言ったわよね」

椋がコクっと軽く首を縦に振った。


「そう、だから警察の目が届かないイコール好き放題できるだから麻薬、コカインなんか大富豪になったら誰だって持ってる、それだけ余裕が有るって意味ね」

ここまで話ところでシースは近くに有ったイスに腰をかけまた話始めた。

「次にランクで言ったら普通の平民…平民はそこそこプレイヤースキルが高いプレイヤーの事を現しているの大富豪みたいにそんな贅沢はできないけどご飯も食べれて寝る場所も有るこの地獄の中でプラスマイナスゼロの普通って感じのランク」


ここで突然シースが泣き出してしまった。椋はシースが泣くところをずっと一緒にいたが初めて見てとっさに抱き攻める事しか出来ずシースが落ち着くまで抱きしめ続けているとシースが小さな声で椋に向かって「ありがと」と照れ臭そうに言ってきて話すとまたシースは話始めた。


「奴隷についてだけど奴隷に関しては人間が人間をして扱ってもらえなくなるわ大富豪に買われれば仕事を貰えるかそれか…そう私が受けてきた恥ずかしめを受けることだってある…だから私はこのランク制をなくしたくてここまで上り詰めてきた…それだけの話よ」


椋はここで分かった、なぜ自分がここに連れてこられて何をするのが正しい事なのかを…


「ふふ、分かったよ。様は俺がやらなくちゃいけない事は俺がここの一番になってそのランク制を無くせば良いんだな」

椋が自分が今何をすれば良いのか理解しそして全てをシースに伝えるとさっきまで下を向き前髪で上手く顔が見えなかった、シースの目には少し涙が浮かんでいたが表情は落ち着いき口元は少し笑っている様な感じだった。


その時だった、さっきまで騒がしかった。ステージ上で女警備員がホントに人間なのかと思うような事を

叫び始めステージ上に大富豪の目を引き付ける…すると大富豪は歓声を上げ下にいる人間に向かって自分の手元にあるワインを投げつけたり大富豪が奴隷に向かって罵声を浴びせたりと処刑場は興奮に包まれていた…

「それでは!今回も処刑タイム行きましょ!」


椋はここが何故処刑場と言われているの簡単の理解出来た。

「なぁシース処刑タイムってなんだ?」

椋がとっさシースに聞くとシースは下がっていた顔から涙をぬぐい真剣な顔をしながらシースは椋の方を向き話始めた。

「椋あなたがここの一番上に立つうえで言って奥はあなたがもしかしたらやられるかもしれないし逆にやる側になるかもしれない……これから見るものは覚悟してみた方が良い」


その時だった…ステージ上から男の痛々しい悲鳴と生々しい音が響きわたった、その音に引き付けられる様に椋はそちらを向き驚きと同時に気分の悪さに見舞われる。


椋が見たものそれは男が黒服の男二人によって取り押さえられプレス機の様な機械によって今にも手を押しつぶされそうになっている瞬間だった、だがプレス機は男の手が真下に有るものの最後まで下がりきらない。そこで近くにいた女警備員がマイクを持ち男の近くにゆっくり近づき聞いた。

「それじゃああなたにはここで二つの選択を挙げる」


男はホっとした顔をした…のもつかの間だった女警備員から出された二つの選択しはどちらも地獄だった。

「それじゃあ一つ目の選択はじゃがじゃが」

女警備員が上の方を手で指す、その時だったさっきまでそこに存在しなかったはずのビックスクリーンがそこには有った。そのスクリーンには一人に女性手首に手錠を付けられた状態でイスに座らされた映像が映っているそれも男と同じボロボロになった服だ。

男は悟ったのだろう今から映像の中で何が起こるのかそし自分の身にも危険が迫っているのが


そしてその時は起こった映像の中の女性は手錠を外され男から「時間を少しやる逃げろ」と言われとっさに逃げた…だが逃げられるはずがなかった…理由は簡単そこの女性と逃げろと言った男のいる部屋にはドアが存在しなかった、だが女性は何処からか笑いながら壁にと手をやるその時だった。男が「時間切れ」と小さな声で女性に言うそれでも女性は何もない壁に向かって手を当てている。


その時だ映像に映っている男は一つ小さなため息をつき突然バックの中から小さなハンドガンを取り出しスライドを後ろにずらした…その何ともむごい瞬間は突然起きた男は容赦なく女性の太ももに鉄の弾を打ち込んだ女性は小さく穴の開いた自分の太ももを押さえ倒れこみながら叫ぶ事しか出来なかった。だが男はどうだろうか…男はなんと笑っているそれも女性が泣き止むとまた体の一部に弾丸を打ち込むこの映像が永遠と流された…よりによって最後は女性の服が接がされる所で止まった。


女警備員はあんな映像を見た後ででもニコニコと笑いそして二本目の映像が流れ始めた。


次に映し出されたのは何かの機会だった。最初は闘技場にいる皆何が映されているのか分からずにいたがカメラが少しづつ離れていきカメラが止まったところで闘技場にいる者全員が分かった。映し出されていたのは何と男が今にも手をつぶされそうになっているプレス機だった、ここでだ女警備員が嫌味にニコニコ笑みを浮かべ男に向かって聞く。

「それじゃあ質問です、お兄さんはどっちが良いですか?」

男は顔を青ざめながら言う


「な、なぁ姉ちゃん俺と契約しないか?」

女警備員が首を傾け「こいつは何を言ってんだ」と顔をして男に聞く。

「ねぇ、お兄さん今の立場分かってる?お兄さんは今から手が潰されるか、世界最強クラスのサイコパス殺人鬼と一緒に箱の中に閉じ込められるかのどっちかしか選択しかないんだよ…」


女警備員が顎を少し出し男を見下すような顔で言うと周りで見ていた大富豪たちが一気に罵声を浴びせ始めた。

「うるせぇ!お前に選択しなんて無いんだよ!このアマ!」

一人が男にがスピーカーを使い周りの大富豪以上に大きく罵声を浴びせるとそこには闘技場の名前は似合わずまさに処刑場が正しい名前だっと椋は自覚した


そしてある大富豪の一言によって男の罰が決まってしまう


「それじゃあ!一つ提案だ!この男には両方ともやるのどうだ!」

その発言によって周りの選択しは一つにまとまり男の顔は青ざめそして女警備員に関してはニヤニヤと不気味な笑みを浮かべいよいよは空に向かって高らかに笑い始める。


「良いですねぇ、それじゃあ色々な方に聞いてみましょう、そうだな聞く相手は3人の方にしましょう」

そう言うとさっきまで手がプレス機によって潰されそうになっている、男の映像から何か円状のグラフが出てきた。

「紹介しましょう!これは処刑グラフです!現在この映像はあるサイトで生放送されています!その名も!」

女警備員が長い溜めをするとジャンっと大きな音と共に女警備員が名前を出す。


「処刑タイムの始まりですっと言うサイトです!まぁ何度も何度もテレビで紹介していただいたおかげで今の視聴者様は3億人もいますがね」

そう言うと女警備員はいきなり気だるそうに先ほどの話に戻った。

「そうだ、さっき紹介した、え~とそうだ!処刑グラフね処刑グラフを簡単に説明すると今見てもらってる視聴者様によって処刑の数を決めていただきます、まぁ、今回の場合は二つとも使いか片方だけにするかのどちらかですな。」


その時だった女警備員がいきなりテンションを上げ口調もさっきより一気に悪くなる。

「あ~もうめんどくせぇ!それじゃあ早く処刑グラフ起動するよ!」

そう女警備員が叫ぶとモニターには視聴者から色々なコメントが右から左へ流れっていった。

「ふふ、ふふふ、あははははははは!!」

女警備員が不敵な笑みから闘技場に響き渡る程の笑いに変わった。


「それじゃあ!行きましょうか視聴者の皆コメントも良いけど投票してね!だって3億人の同時投票なんて凄く素敵じゃない!」

この時点で女警備員の精神も我慢や興奮なんかで崩壊し始めていたのだろう、それにプラス女警備員の前では自分の死が近い事を悟っている男は今にも泣きそうになっている。


その数秒後だった女警備員の掛け声と同時に大量結果がモニターの画面を埋め尽くしそして処刑開始の意味を持つ赤色が円グラフを真っ赤に染め上げた。

ここでだもう男のは見れたものじゃない程追い込まれた。顔は涙と鼻水でベチョベチョそれに体は今から自分の手が潰されそしてその後に殺人鬼のいる、箱の中に投げ込まれるのだからそんな状況に立ったされたからだろう男の頭では「ここから逃げなくてはいけない」っと言う感情が強くなった。


そして男は頭に一瞬思いついた計画を実行した。そう出入り口の方に必死に全力で走る単純なものだっただが不思議なことに。その計画が見事に上手くいった。ここで闘技場にいた大富豪は大騒ぎ、がやがやと騒がしくなったところで大富豪たちは皆同じ動きをした。そう自分につかせていたボディーガードを全員男を捕まえる様に命令したのだ、だがその命令を使う意味が無くなった。


出入口から男の叫び声と共に男がガクつく足で必死に逃げてきたのだ、大富豪たちも何が起きたか分かっていなかったが大興奮だった。

「おしゃあ!よく戻ってきた」

「これで私の楽しみが見れるわ!」

椋はこの大富豪は一つ一つが狂っているが今は特にやばい奴らの集まりだと思った。


そんな時だった、誰が予想しただろうか男が逃げてきた出入り口からマスクを被って手には大きなドスと女性に向かって撃った物と同じハンドガンが握られていた。

闘技場にいた者全員が悟ったこれから始まるのはモニターで見ている様なものではなく目の前で男が殺人鬼によって地獄へ送られるのを

ここでだ大富豪たちの興奮度はマックスに達する。


「マジか!これから目の前で人があの世に送られるのを見られるのか!」

「ヤバい!ヤバい!ねえ!あの映像を撮影しといて後であれを皆がら高級料理フルコース行きたいから」

黒服の男は少し笑みを浮かべ何処から持ってきたのだろうか大きなテレビ局が使っているようなカメラを持ってきて撮影し始めた。


ここでいよいよ殺人鬼の殺人ショーが始まった、ここでサイコパスは異常者でしかないと言う事が分かる、理由は見ていてすぐに分かった殺人鬼は人をあの世に送る事は一般人が料理で動物をあの世に送っているのと同じ感覚なのだろう椋には絶対に分からない…いや分かりたくない感覚だった


ここからだ男が殺人鬼によって地獄を見せられたのは、まず殺人鬼が行った行動はハンドガンを男に投げつけた、男は避けようとしたが反応が遅れハンドガンが見事顔面に命中し生々しい音と共に男は「う…」と小さく声を出し地面に倒れこむ…だが殺人鬼は容赦が無かった。片手にドスを持ち男にゆっくり近づく…


この時点で椋は精神が持たなくなっているのにプラス胃袋には何も入っていないのに液体が体の中を戻って来る感覚が有った。

その時だった…殺人鬼に感情など存在しないのかと思う位だった…そうなのだ殺人鬼は男を自分の肩に担ぎ上げプレス機の方に向かっていき男の手が潰されずに身動きが取れない程度の重さで固定した。


男は抵抗を最後までするが殺人鬼はどれだけの屈強な肉体を持っているのだろうか成人男性が自分の肩の上で暴れてもビクともしなかった。

そして地獄の様な絵面を見た。なんと殺人鬼は男の両足を切り落としたのだ、この時点で椋や平民以下のクラスは食べた物をすべて吐き出す者はたまた頭を押さえ泣き出す者色々いた。だが相変わらず大富豪は殺人鬼に対して歓声を上げるばかり椋は考える事しか出来なかった。


だがこの後の事椋は大富豪がどうしてここまでの事に耐えられるのかが分かった。

理由は簡単だったドラックを大量に注射で腕に打ち込んでいたのだ…要はだ、ドラックの効果によって精神が安定していた無かったのだ確かに犯罪行為がそこら中で行われているのだから当たり前だった。


                 現在時刻…???

処刑人は眠らない


男が苦しんでからどの位経っただろうか男にもう叫ぶ気力は無く男はもう死んでいるのではないかという位だった。この頃からだ殺人鬼は最初は子供が遊んでいる様に楽しんでいるのが分かるレベルだっただが今はどうだろうか殺人鬼は手をたまに止め休憩をするようなしぐさを良く見せていた…


「お、おいもう処刑タイムは終わったのか?」

量がそんな事をシースに聞くだがシースは小さな声で…

「いや、男はまだ完全に死んでいない…多分男はゲーム前に強化剤なんかを飲まされていて簡単に死ぬ事が出来なくされているんじゃろ」

「そうか」


椋は男の最後見届け様と男を見つめていた…その時だった殺人鬼がいよいよ立ち男の髪の毛を持ちゆっくりと男を持ち上げた…この時点で男の意識はほぼ無かった。

男はこれから殺人鬼の手によってあの世に送られる事になるだが分かる事が有る男は最後まで地獄を見ながら死ななくてはならないのだ、そしてその時は来た…殺人鬼は男を思いっきり上に投げられ下から日本刀で一突きだった。それにプラス落っこちて来た勢いと男の体重によって日本刀の根元まで男の体はずり落ちて来た。


大富豪は歓喜…逆にドラックを体に入れていない者はトラウマ級のものを見てしまった…そして椋が心に何を言われたか今分かった。

心は小さくいって来た事それは……



「絶対に生き残って……」






















読んでいただきありがとうございました。

時間がなかなか取れないですが出来るだけ早く次を上げようと思います。

次回は何と!椋君が地獄のゲームで命を賭けて勝負しますそれに心ちゃんが何故こんなところに来てしまったのかそこも注目です!

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