凱旋
「うおー凄い眺めだな。」
「高いです!凄い高いです!恐いです!」
「リムル下を見ると余計恐くなりますよ。」
「エリキさんは何でそんな余裕なんですか!」
今俺達三人は、紫黒竜の背に乗って飛んでいる。
ボロボロだった紫黒竜を俺の能力で癒やしそのまま背に乗って街へと向かっている途中だった。
「よし一端あそこに降りよう。」
俺達は、街近くの森に降りた。
コイツを街まで連れてってたら大騒ぎになるからな。
「お前はここでしばらく待ってろよ。」
紫黒竜を森へ待たせ俺達は街へと戻った。
「何か凄い視線を感じますね。」
「ああ物凄い注目されてますね。」
「だななんか落ちかないな。」
周りからの視線が凄いな街へ戻ってたからずっとこちらの視線が半端ない!
宿舎へ急いで戻ろう思ったその時だった。
「ユウ殿戻っていたか!」
ロゼリアが颯爽と俺達に駆け寄り興奮した様子で話しかけてきた。
「ユウ殿王様が直ぐにお会いしたいそうだ!」
「王様が?」
「ああ紫黒竜の事を伝えてたら直ぐにユウ殿にお会いしたと申したのだ。」
「分かった。二人共先に宿舎に戻っていくれ。」
「分かりました。」
「では、私達は先に宿舎に帰っております。」
「ああ帰ったらご馳走にしよう。」
「「はい!!」」
二人そう言い残し俺はロゼリアと一緒に王の元へと向かった。
「お主が紫黒竜を倒したユウ殿か?」
「は、はいそうです。」
目の前には王様にその側近そして周りには多くの大臣なんか場違い間があって落ち着かないな。
「お主にはなんと礼を言ったらよいか。」
「いえそんなもったいない。」
「いやお主のお陰で我が国は、救われた。何かお礼をしたいのだが何か望む物はないか?」
いや急にそんな事言われても思いつくわけないし!…………あ!
「あの~一ついいですか?」
「お、何だ決まったのか?」
「はい街の近くに大きな家が欲しいのですが可能でしょうか?」
「ほぉ~大きな家か…どうだどこかないか?」
「確か街の東の方に使われていない貴族の屋敷があったはずです。」
「おーそうか!ユウ殿それで良いか。」
「は、はい!それで構いません。」
「うぬしかし何故街の外れなのだ?」
「えーと実は…」
隠しててもいずれはバレそうなので戦闘後の事を包み隠さず話した。
すると予想通り王様他大臣達や俺の側にいたロゼリアも驚いていた。
「まさかあの紫黒竜が傘下に入るとは」
「予想外の事態ですね。」
やっぱちょっと面倒事になりそか?
王様おろか周りの大臣達も慌て始め緊急会議が設けられた。
「すまんユウ殿何せ予想外の事態な故」
「いえ大丈夫です。」
「何せ一国を滅ぼす程の力を持つ伝説の竜を個人の傘下に入るなど前代未聞の故」
「はあ~やっぱりまずいですか?」
「いやむしろお主の傘下に入ってもう街を襲わなくなるとなれば何も問題のないのだが…」
「国同士の争いに発展しかねないって事でしょうか?」
「ああ何せ紫黒竜を傘下に入れた者だ他の国がお主を利用しようとする者が後を絶たないだろう。」
確かに俺を利用して他の国との戦争に利用するだけ利用し利益を得ようする輩は多いだろ。
はぁー本当次から次えと厄介事が増えるな~まぁ俺の責任なんだけど
「まぁ大丈夫でしょ。そんな奴らが来たら返り討ちにするんで。」
「確かに紫黒竜を倒したお主なら問題ないだろが。」
「別に自分もどこかの国と戦争しようとこれっぽっちないんで。」
「そうかお主が野心家でなくて良かったわ。ハハハハ」
「では約束通り東の街の外れある屋敷はユウ殿に譲渡しよう。」
「はい。ありがとうございます。」
俺はお礼を言いその場を後にした。
「王様一応念のため監視役を送った方が良いかと。」
「そうだな。だがユウ殿この国救ってくれた恩人無礼がないようにな。」
「承知しました。」
「本当何が起こるか分からぬよな。」




