相棒
「あ~すごく長く感じた~」
「お疲れさんよう耐えたのう。」
いやマジしんどかった頂上の見えない山に登らさせたり、長い間座禅くんだり、激しい組み手させられたり散々だったが俺は、耐えぬいたぞ!頑張った俺!
「さて最後じゃが。」
まだあるのか!そんな落胆の顔していると神様が笑いながら不思議な紙を取り出した。
「ハハハ、そんな顔せんでも大丈夫じゃ修業もう終わっているからのこれは契約の儀じゃよ。」
「契約なにか契約するんですか?」
「そうじゃお主の手足となる幻獣と契約するんじわゃ」
幻獣いきなり凄いの来たな。
「ただこれは、一度きりの契約じゃお主が呼ぶ者は選べぬそこは理解してくれ。」
一度きりか…俺の運が試されるのかまぁ俺の相棒出来るわけだしどんな奴が来ても大事するさ。
「分かりましたそれでどうやって契約するんですか?」
「何簡単じゃよお主の血をこの紙に写して神力を通せば現れる」
成る程口寄みたというか口寄せだなうん。
「じゃ始めるぞ?」
「はい!」
俺は、自分の親指を噛み血を出し神様が用意した紙に手を乗せ神力を発した。
すると紙の周りに大きな光の円陣が現れそこに大きな影が現れた。
ボン!
『私を呼んだのはお前か?』
「あ、ああ。」
俺の目の前にいるのは、白銀で首には、勾玉がいくつも掛けられていた大きな狼だった。
「これからよろしく頼む。」
頭を下げると狼は、不思議な顔した。
『主であるあなたが頭をさげるとは』
「顎で使おとは思わないさお互い対等の方がやりやすいだろ。」
狼がまじまじと、俺を見て大きく笑った。
『ハハハこれは、また面白い主に使えた者だ!
こちらこそよろしく頼む私の名は大神と申します』
ああそのままなんだ。
「お互いいい縁に巡り会えたようじゃな良かった良かった」
神様は、うんうんと頷きながら微笑んでいた。俺自身も凄く満足している。
「さて、これで心置きなくお前さんを異世界へ送れる。」
いよいよ待ちに待った異世界だ!