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獣の鍵

作者: 黒宮杳騏

深夜に戯れついて

いつの間にか

指先で溶けたチョコレート

あなたの唇に塗ってみたい

ぺろりと舐める仕草は

悪戯に切なく疼く獣


熱く揺れる胸の奥まで

抱き締めるように口付けて

独りきりの体温を忘れる程強く

子猫なら逃げ出す程激しく

あなたの愛が欲しい


暴かれた心の影にまで

あなたの声が甘く落ちる

開かれた欲求の扉は もう

あなたの鍵じゃないと閉まらない

いつまでも下がらない熱の様に


首筋に噛み付いて

赤い痛み

生温く残るマーキング

互いに唇で触れていたい

とろりと蕩ける瞳は

陶酔に溺れて喘ぐ獣


酷く濡れた胸の奥まで

抱き締めるように口付けて

独りきりの淋しさを忘れる程強く

子犬でも怯える程激しく

あなたの愛が欲しい


暴かれた心の影にまで

あなたの声が甘く落ちる

開かれた欲求の扉は もう

あなたの鍵じゃないと閉まらない

いつまでも下がらない熱の様に

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