月聖
両腕を突然失ってしまった青年、宵はセツナと名乗る少女に連れられ、夜の街に出ることになった。最初は意味のない徘徊かと思っていたが、突如現れた無秩序の世界。
それは夜の顔であり脆くなったヒトが、ヒト本来の生き方をしていた。殺人に、強盗に、例は数え切れないほどに。見る人がみれば、何かに憑依された感じだ。
そんな光景を見せつけて、彼女は宵に言う。
「この無秩序で、ウソつきな夜の世界を変えてみない?」
―真実の腕を身に付けた宵は、とりつかれた世界を変える―
それは夜の顔であり脆くなったヒトが、ヒト本来の生き方をしていた。殺人に、強盗に、例は数え切れないほどに。見る人がみれば、何かに憑依された感じだ。
そんな光景を見せつけて、彼女は宵に言う。
「この無秩序で、ウソつきな夜の世界を変えてみない?」
―真実の腕を身に付けた宵は、とりつかれた世界を変える―