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学園生活は魔女と共に  作者: あまねく
一章 日常へのアンチパスバック
20/24

転校生は魔女?

 本日は月曜日。

 篤志にとって一週間ぶりの登校だった。

 結局あれから二日間の入院、ありとあらゆる精密検査を受けた。

 その中には薬物検査まであり、二日目が終わる頃には辟易するほど、身体の隅々まで調べられた後だった。

 幸運にもバスの乗客は、篤志の父も含めて全員の無事が確認された。

 ただやはり消耗が激しいことと、身体の打撲や打ち身、切り傷、擦り傷が多々あり、長い人で一ヶ月以上の入院が必要だった。

 篤志の検査入院中は警察官が常駐し、何度も状況の確認と説明を求められた。

 篤志は父を探し回っていたこと。

 倉庫が怪しいと睨み、侵入した先で人影を見つけ尾行したこと。

 その後、誰かに襲われ気が付いたときには、ぐちゃぐちゃの倉庫で人が倒れていたのを見つけたと告げた。あとは救急に電話したと一貫して言い張った。

 犯人達は一切見てないし、分からないと主張したのだ。

 もちろんそんな話は信じてくれず、検査が終わったあとは警察署で何度も話をさせられた。

 しかしその事情聴取もたった一日、木曜の夕方には終わりを迎え、何事も無かったかのように開放された。

 篤志にとって事情は不明だが、警察署を出るときに叔父に当る、楼達樹たかどのたつきの姿を目撃した。最後に見たのは幼い頃だったため、顔はうろ覚えだが、間違いなく叔父であると思った。恐らく彼が手を回したのだ。しかし確認をしようとは思わなかった。


 実は篤志が保護されて一番きつかったのは、検査でも事情聴取でもない。美雪と母にこっ酷く怒られ続けたことだった。

 検査中もずっと二人がかわるがわる訪れては叱っていった。

 それは生活態度から果ては隠していたエッチな本の嗜好に至るまで、これでもかと言わんばかりの激怒っぷりだった。

 特に美雪の怒りは頂点に達しており、今後一切の夜間外出を禁止することと、お小遣いの減給を母に進言するほどだった。

 父の実篤は今週末にも退院が決定した。

 意識が回復し、話が出来たのは二日前の土曜だったが、順調に回復へ向かっている。

 父はあの日のことは一切覚えていなかった。

 篤志はそれでよかったと思った。

 あの悪夢は憶えておくようなものではないからだ。父も息子の肩に噛み付いたことなんて憶えていたくないはずだ。

 ちなみに今回の事件の顛末についてはテレビや新聞で大々的に報じられた。

 しかし連日のワイドショーを賑わした一番の原因は、警察の発表が不自然に遅くなったことだった。そのせいで突飛な憶測が飛び交い、視聴者やネットの住人を熱狂させた。


 やっと正式な発表が出たのは週末のことだった。

 事件の首謀者は新興宗教家によるもので、教祖と洗脳を受けた信者たちによる犯行と伝えられた。

 なおその教祖と信者については全員自決したとも付け加えられた。行方不明者については現在も捜索中という発表になっている。

 どうして、このような偽の情報になっているのかは、篤志は立場上、警察に聞くことは出来ない。

 腑に落ちない感情があったが、実際篤志が目にした真実よりも信憑性は高かった。よって、これ以上の詮索はしないと決めたのだ。

 

 「ちょっとお兄様。聞いてらっしゃいますか?」

 「悪い。なんだっけ。ボーっとしてた」

 美雪の呆れた溜息が漏れる。

 「だから希実さんや良一さんたちから入院中のお見舞いの品を頂いたので、ちゃんとお礼を忘れないようにしてくださいと言ってたんです」

 「ああ、そうかそうか大丈夫。忘れてない。親父の分まで貰ったからな。ちゃんと美味かったって報告するよ」

 「お兄様」

 美雪が以前にまして迫力のある般若の顔へと変わっていく。どうやらこの一週間でより磨きがかかったらしい。

 「うそうそ。冗談だよ。ちゃんとお礼するから怒らないでくれ」

 「本当ですね」

 「本当だ。俺は嘘はつかないからな」

 「お兄様の言葉は信頼できません。大体この間の事からまだ数日しか経ってないんですよ。信じろって言う方が無理だと思いますけど」

 「いや、それはマジで悪かったって言ってるだろ。父さんも助かったんだし、いい加減許してくれよ」

 「ダメです。それにお父様のことは別問題です」

 「勘弁してくれよ……」

 こうなった美雪は誰も手がつけられない。何を言っても状況が悪くなる一方である。

 基本的に岡留家は食事を作る美雪が家計を掌握している。

 つまり朝飯も昼飯も晩飯も美雪のさじ加減で決定し、さらに今月からはお小遣いの配給までも美雪の管理になってしまった。つまり篤志は美雪を敵に回すと生きていけないのだ。

 「おーっす朝から喧嘩か?」

 馴染みの声が聞こえた。

 「良一」

 「良一さん」

 三人が朝の挨拶を交わす。

 「ホント君たち兄妹は仲がいいな。だけどその辺で辞めといたほうが身のためだぞ」

 良一の忠告を聞いた二人が辺りをみると、通学中の生徒が明らかに聞き耳を立てていた。

 「ただでさえ篤志は目立ってたのに、美雪ちゃんが来てさらに注目されてるからな。お前らの喧嘩は暇つぶしのネタには最高だろう」

 一瞬にして美雪の顔が真っ赤になると、恥ずかしさのあまり下を向いて無口になった。篤志にとっては好都合でもある。これでしばらく美雪が静かになるのだから。

 「そういえば良一。見舞いの果物ありがとう。親父も美味しそうに食べてたよ」

 「そんなこと気にすんなよ。大体あれだって、希実たちと見舞いに行くってうちの親父に言ったら、金渡されて手ぶらで行くんじゃねえぞって小突かれたんだ。つまり財務大臣はうちの親父だ。だから俺から親父に伝えておくよ」

 「そうかそれは親父さんにも気を使わせてしまったな。本当にありがとう」

 篤志が頭を下げた。

 「だから気にすんなって言ってるだろ」

 「そうよ。大変だったのは私達じゃないんだから、くれるものは気にせず貰っときなさい」

 新たな人影が現れた。

 「篤志君おはよう」

 「おはよう木下。見舞い来てくれてうれしかったよ」

 「ちょっと何よ。私には挨拶はないわけ?」

 「はいはい。わかってるよ。おはよう希実」

 突然現れたのは、いつもの仲良し凸凹コンビの木下有里と須恵希実だった。

 いつもの仲間がそろい自然と笑みがこぼれる。何気ない日常のはずなのに、ひどく懐かしく尊いものに思えた。

 「おいおい二人とも俺には挨拶は無いのか」

 「ああ?良一に挨拶なんてするわけないでしょ」

 希実がいつものように良一をあしらった。それを見た木下が苦笑しながら篤志、美雪と挨拶を交わす。

 「お前そんな強気な発言していいのかよ」

 「良一の癖に生意気じゃない。どういうことよ」

 波の無いところで波を起こす達人が二人揃うと嵐になると篤志は思う。これは高校に入って得た経験による持論だった。

 「おい篤志。こいつ今じゃこんなに強気なのに、お前が事件に巻き込まれて病院に運ばれたって連絡が来たときは取り乱してなみだ目だったん―」

 発言の途中で良一が膝から崩れ落ちた。

 希実が動いた形跡は無い。

 しかし良一は腹を押さえ、地面に顔をつけて悶絶している。

 「こ、これは……」

 「き、気をつけろ……敵はこの中に―」

 良一は最後の言葉を言い終える前に、再びヴァルハラへと旅立っっていった。

 「ちょっと、良一ったら何言ってるのよ。篤志、こいつの言ってること嘘だから、嘘だから気にしないで。いいわね忘れなさい」

 美雪に負けない迫力で希実が篤志に詰め寄った。篤志は無意識に首を縦に振る。地雷は踏まないことが鉄則なのだ。

 「そろそろ動かないと遅刻しちゃうよ」

 有里が告げた。

 良一を置いて皆が歩き出す。かすかに発した良一の言葉は風にかき消され届くことは無かった。

 

 通用門を抜ける間に、篤志は大勢に声を掛けられた。

 挨拶をされるだけならいつものことでさして問題はないが、今日に限ってはそういうレベルではなかった。

 挨拶と共にみんな一言だけではあるが、労いの言葉を投げかけてくれたのだ。

 どうやら父親のこと、篤志が第一発見者になったことが周知されているようだった。

 一応警察の配慮で、篤志が第一発見者になったことはマスコミには知らされていない。しかしどこから聞いたのかこの反応は皆知っているようだった。

 篤志は投げかけられる言葉に反応し、きちんとありがとうと言葉を返した。

 それを見た美雪たちは心底お人よしの篤志に呆れていた。

 

 昇降口で美雪と別れた篤志たちが教室に到着したのは、予鈴がなる五分前だった。

 あと十分もしたら、担任の岩迫が現れてSHRが始まる。

 クラスメイトは篤志に気がつくと、机の周りに集まり、根掘り葉掘り事件について聞いてきた。

 話せる範囲で答えていたものの、さすがに面倒くさくなってきた時、盛大な音を響かせ、ドアが開かれた。

 「ビッグニュース。ビッグニュース。ビッグニュース。大ビッグニュース!」

 予鈴も成り終え、遅刻ギリギリのタイミングで良一が入ってきたのだ。

 クラス中の人間が良一に注目したものの、すぐに篤志のほうへ興味を向けた。

 「おいおいおいおいおい。それはちょっとひどいんでないかい皆さん。大ビッグニュースがあるんだよ!聞けよ。驚くよ。びっくりするよ。ホントだよ」

 「うるさい。すこしは静かにしたらどうだ。皆の者も、すでに予鈴は鳴っているのだ。そのような矮小な男に構わず、席に付きたまえ」

 学級委員の武田正輝が注意を促すが、誰も聞いて居なかった。

 クラスの喧騒はより大きなものへと変わっている。

 収集のつけようもない状態。

 希実はすでに諦めて木下と席について談笑しているし、良一は何か叫んでいる。

 武田も同様だ。

 そしてその他のクラスメイトは我先にと篤志に質問を投げかけている者が半分、談笑しているのが半分、朝飯を食べているのが数人居る状態、地獄絵図まではいかないが十分カオスな状況だった。

 しかしそのひとときも絶対者の前では可愛いものだった。

 教室のドアが開けられた瞬間、空間を支配する空気が凍りついた。

 岩迫教諭の登場である。

 席を離れていたもの達が脱兎のごとく自席へと走り去った。あれだけの混乱がたったの三秒で海兵隊の訓練のように整然としたものに変わったのだ。

 鋭い眼光が各生徒に突き刺さる。

 それぞれが急速に自らの愚かさを後悔し始めた頃に岩迫が口を開いた。

 「おはよう」

 全員が同時に思った。

 いつもより登場が三分早い。

 しかも何故か今日は機嫌が悪い。

 「おはようといったのだが?」

 凍りついた生徒たちが一斉に挨拶を返した。

 「うむ。よろしい。お前ら元気が良いのは評価するが、それは予鈴が鳴るまでだ。わかったな」

 全員が綺麗にハイっと一言だけ返事をした。

 「よろしい。では出席を取る前にお前達に朗報だ。男子は喜べ。女子もそうだな。とりあえず喜んどけ」

 比較的ユーモアのセンスに定評のある岩迫教諭ではあるが、基本的に低血圧で朝は機嫌が悪い日が多い。

 それは全校生徒が知っていることだ。

 その岩迫が朝一番、キレの悪い出だしで掴みを外した。

 微妙な空気が流れる。

 生徒達は互いに級友に目配りをしながら、どう反応するかを探りあっている。


 岩迫が大きく咳払い。

 「朗報だ。今日からお前達に新しい仲間が出来る。それも二人もだ。俺は納得してないが、校長命令でやむなく二人とも面倒を見ることになった。お前ら入ってこい」

 再び教室のドアが開かれた。

 ここは比較的地味な制服の高校である。

 チェック柄のスカートに紺のブレザー。しかしクラスメイトたちが目にしたのは、そんな制服すらも輝いて見えるほどの美女だった。

 〝うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〝

 〝きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〝

 男子の雄叫び、女子の嬌声が、高らかに上がった。

 一人は日本人形を髣髴とさせる綺麗な黒髪をなびかせ、大きくクリンとした瞳は小動物のように愛らしい。

 まさに可愛い系の頂点を極めるような美少女が入ってきた。

 そしてもう一人。

 それは輝く金色の髪に、蛍光灯の光ですら天使の後光を彷彿とさせる美貌を伴っていた。

 キリッとした目は北欧のスーパーモデルのように美しかった。

 鳴り止まない叫び。

 興奮のるつぼと化したこの教室は、トップアーティストのライブのような熱気を放っている。

 もはやこの瞬間だけは岩迫の神通力も効果は無い。彼もそれを予想していたのだろう。何も言わずに興奮が収まるのを待った。

 永遠に続くかと思われた喧騒は実際は三分ほどで終わりを迎えた。

 岩迫が黒板に二人の名前を書いた。

 「よし。順に自己紹介をしろ」

 黒髪の女子が口を開いた。

 「私は朝霧久万と申します。ふつつか者ですがどうぞよろしくお願いします」

 男子の声援があがる。

 続いて金髪の女子が口を開いた。

 「ジークステラ・フォン・ハインリヒだ。ステラと呼んで構わん。以上だ」

 男子以上に女子の声援があがった。

 「よし。本来ならここで質問タイムを設けたいところだが、面倒なので省く。あとでお前達で好きにしろ。信じてはいるが、仕事なので一応言っておく、もしイジメ行為があった場合は、クラス全員の課題を卒業まで五倍の量で出す。やった奴も見逃した奴も関係ない。全員処罰対象だ。いいな」

 気持ち良いくらい、はっきりとした返事で生徒たちが応えた。

 その反応に岩迫も満足そうだった。

 「そうだ。忘れてたが、席は一番奥の空いてるところを使え。それから良一」

 急に名前を呼ばれた良一が固まった。良一は二人が入ってきたときから鼻息が荒く、獲物を前にした狼のような野生の目をしていた。

 「こいつらの半径二メートルは立ち入り禁止だ。わかったな」

 教室にどっと笑いが起きた。

 「ちょっと勘弁してくださいよ。せっかくの俺のクールな出会い演出が台無しになるじゃないですか」

 「あんたなんかが相手にされるわけないでしょ。身の程を知りなさい」

 希実が痛烈なツッコミを入れたことでさらに教室が笑いに包まれた。和やかな雰囲気で、久万は笑顔を振りまき、ステラに至ってもまんざらではない表情をしている。

 しかし教室が熱く湧いている中、ただ一人だけが驚愕の表情で、だらしなく口を広げ呆然としていた。

 岡留篤志である。

 二人が教壇に立っている間、篤志はステラと何度も目があった。ステラは当然篤志の視線に気づいているし、目が合うたびに挑発的にニヤニヤと笑っている。

 久万については正直よく分からない。彼女は常に笑顔なのだ。

 篤志は平穏な日常がガラガラと崩れていく音が聞こえた。

 篤志はステラを睨み何度も「なんでお前が居るんだ」と念を送った。

 それを見事に受け取ったのかどうかは分からないが、ステラが挑発的な顔で篤志に近づいてきた。

 一瞬の静寂の後、どよどよと一気に教室が騒がしくなった。

 それもそのはず、ステラが篤志の首に手を回すとヘッドロックの体勢を取ったからだ。

 ステラが篤志にだけ聞こえる声で口を開いた。

 「お前が心配できてやったんだ。ありがたく思えよ」

 篤志に至ってはそんなこと言われても思考がショート寸前である。

 篤志はヘッドロックの体勢を取られている。つまり篤志の頭が―

 「スススススステラさん。おっぱおぱ……」

 そんなことお構いないしステラの話は続いた。

 「お前は闇の始祖になったんだ。これからのことを考えると、近くで監視してたほうが効率がいいからな。まあ今後の身の振り方は一緒に考えてやるから安心しろ」

 篤志は相変わらず混乱しているようで、舌がうまく回らない。

 一瞬のうちに数多くの疑問が浮かんだが、篤志が選択したものはその中でも今聞くには最悪なものだった。

 「お……お前って二十歳越えてたんじゃなかったの?」

 ステラのこめかみに青筋が浮いた。

 「私は今年で十七歳だあぁぁぁ」

 そのままステラは腕に力を込めると篤志を桃源郷へと誘った。

 なおも教室に喧騒は響き渡る。

 「なんだお前ら知り合いだったのか?」

 岩迫が呟いた。その言葉を久万が拾うと、やはり最悪な受け答えを行った。

 「篤志君はある意味私達の王子様なんです(はーと)」

 学校の窓という窓が割れそうな勢いで叫び声があがった。

 篤志は薄れいく意識の中で、もう二度と平凡な日常は帰って来ないと感じるのだった。

 桜の季節はすっかり終わり、木々がより強い緑の葉をつけ始めるこの季節、風は少しずつ熱と湿気を含み、夏の準備が始まる。

 岡留篤志の一風変わった人生はこの季節から始まり、幾多の困難を乗り越えていくことになる。篤志の想いは世界の行く末を左右することになるが、それはまだ少しだけ先のことであった。

ここまで読んでいただき有難うございます。

今回の更新分でとりあえず一章は終了です。

学園生活と銘打っておきながら、学園生活の描写が乏しくて申し訳ないです。次章からはもっと濃密な学園生活をお届けできればと考えているのでお付き合い頂ければ嬉しく思います。

それではまたよろしくお願いします。

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