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召喚術

魔の大陸


そこでは銀色の長髪をした青年魔王と魔王の部下である、うす紫色をした青年が向かい合い話していた。


「どうしてもか・・・」

「どうしてもです。」

「どうしても召喚術を行わないといけないか。」

「はい。今日こそは召喚術を行ってもらいます。」

「なぜだ。」

「それはこの魔界に魔王様と体の関係を持てるほどの魔力の持ち主がいないからです。」

「べつに、ずっと独り身でいいだろ。」

「ダメです!!!いいぜすか。魔力が多い方ほど子供の魔力も多いんです!!そして魔王様も魔力が多い

方です!!!なので。魔王様の子供も強力な魔力を持っているんですよ!」

「子供なら強力な魔力を持った奴を養子にすればいい。それでいいだろぅ。」

「では魔王様ずっと独り身だと政務を手伝ってくれるものがいません。けれど魔王妃様がいたら政務を手伝ってくれます。それに魔力が多いほど美しいと言います。」

「本当だな。嘘だったら殺すぞ。」

「本当ですよ」

「そうか。ではさっそく召喚してみるとするか。私の妃を・・・・」

「いっ、今からですか!?」

「あぁ」

「危険です!もし何かあったらどうするんですか!?」

「そのときはその時だ。いくぞ。」


2人は広間へ転移した。






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