3本場 日常と夢
えっと、すみません。文字数少ないです。で、でも!次からは多分文字数増えます。確定ではありません。いいわけですよ何か悪いですか!
そっから、漏らしては泣いて、転んでは泣いて、脳内麻雀で天和をして泣いて、とりあえず泣きに泣きまくっていたらいつの間にか7歳になっていました!しかも言葉も覚えたぜ!やったね!・・・泣いてばっかだな。
ま、そのせいもあって今では俺は泣き虫キャラとして固定されているのだけど、、、
そんなことよりも、俺は今日で7歳。7歳と言ったら小学校入学の年、だけどこの世界に小学校はないから、今日もいつものと同じ日々、、、だがしかし、この世界の人間は12歳から仕事に就けるようで、7歳からそこら辺を考えたりしないといけないらしい。ってことで、俺は仕事について母に聞くことにした。あぁ、そういえば俺の名前はピリフと名付けられた。この世界で平和を表すらしい。ピンフかよ。
「ねぇ母ちゃん。一番手っ取り早く金を稼げる仕事って何?」
「まったく。お金はそう簡単に稼げるものじゃないよ。だけど、そうだねぇ。冒険者とかは結構稼げてるね。その分、亡くなっちゃう可能性も高いけど」
ほおおおおおお!冒険者きたぁ!冒険者と言ったら異世界転生もの定番じゃないか!この世界にもあるのかぁ。
俺が興奮したのがばれて、母にこんなことを言われる。
「なに?冒険者になりたいの?なんて──」
「なりたい!冒険者!」
母の言葉を遮って俺がそう言うと、母の表情が一気に陰った。
「それ、本気で言ってるの?」
「・・・え?」
母のまとう雰囲気が一気に変わったことで、俺は言葉を詰まらせる。
「お父さんに、相談します。夜ご飯を食べ終わったらその場に残りなさい」
と言い渡して、母は立ち去った。なにか、マズイ事でも言ってしまったのだろうか。
その日の夕飯は、緊張のせいか味がしなかった。
そして、飯を食べ終わった後、俺はそのまま椅子に座らされて、正面には父と母が座っていて、母はなぜか泣いている。俺のことだからいいじゃねぇか。なんで泣くんだよ。
そう考えていると、父がおもむろに口を開く。
「母さんから話は聞いた。冒険者になりたいそうだな?」
「うん。なりたいよ」
「どうして、なりたいんだ?」
「お金が、欲しいから」
怒られるのを覚悟して俺はそう言ったが、父は怒鳴ったりはしなかった
「そうか。まぁお前の人生だし俺は止はしない。だけど、お前にできるのか?」
「最初は弱い魔物、スライムとかゴブリンを相手にしたらいいんじゃない?」
そう言うと、父はため息をついて「あのな?」と続ける。
「たしかに、スライムやゴブリンは弱い。けど、魔物は魔物。一般人よりは圧倒的に強い。お前は魔物の強さを理解できてないんだよ」
「魔物の強さ?」
「あぁそうだ。スライムは魔法攻撃以外まともにダメージが入らないし、ゴブリンは単体だと弱いが、集団で襲ってきたら太刀打ちできない。そこそこのレベルの冒険者だったら一人で対処はできるだろうが、まず普通はゴブリン討伐はパーティーを組んでやるものだ」
なるほど。甘く見すぎていたみたいだ。
「冒険者になるのは、もう少し考えてみるよ」
俺がそう伝えると、父は「そうか」と言って、部屋に戻っていった。
父が戻った後、俺もちゃっちゃと体をきれいにしたら俺も自分の部屋へと戻った。
「冒険者、どうしたもんかねぇ」
冒険者は命がけの職業だ。親だったら息子がそんな仕事をしたいといったら普通止めるものだろう。いや、もしかして、魔物の話をしたのは冒険者をあきらめてもらうためだったとか?考えすぎかな?
俺はそんなことを考えているうちにいつのまにか寝てしまっていて、もう朝がやってきていた。
「あ、おはよう」
そういって、リビングの扉を開く。すると、父が椅子に座って朝食を食べていた。
父はもうすぐ仕事に行ってしまう。謝るなら、今の内だろう。
「その、父さん。昨日って俺に諦めさせるためにあれを言ったの?」
「なんだばれてたか。そりゃ心配するだろうさ。ま、悪かったと思ってるさ」
そう言って、俺の頭に手を置いて優しく父がなでる。それが妙にくすぐったくも、温かく感じた。
すると突然、父がこんなことを言い始める。
「もし、本気で冒険者になりたいって言うなら稽古をつけてやろうか。俺も昔は冒険者だった。教えられることがあるかもしれん。冒険者にならなくとも、これから先生きていくうえで最低限の護身術くらいは必要だ」
「ちょ、ちょっとあなた!」
父の言葉に母が抗議したが、父はそれを手で制す。
「大丈夫だ。俺とお前の子だ。強くなる。それに・・・」
といって、俺の方へ黒い笑みを浮かべる。
「こいつが儲かってくれれば俺にも金が流れて来るからなぁ」
「・・・フフッそれもそうね。ピリフには頑張ってもらわないと」
おいおい、あんたたち、目がドルマークになってんぞ。
「息子から金を搾り取るなっての。それで父さん、仕事は大丈夫なの?」
そう言って時計を指さすと、父は慌てて家を飛び出していった。その様子を俺と母の二人で笑いながら見送って、俺は再び部屋へと戻った。
さてと、自由時間だ。何をしようかなぁなんて考えていると、母から呼び出される。なんか、うん。ちょっとだけ予想がついている。どうせ何か言われるんだろう。
と、すこし肩を落としてリビングへ入ると、
「それ~!バシャ―!」
という母の声とともに、俺の顔にすごい勢いで水が飛んできた。
「ちょ、ちょっとなにするのいきなり!」
「ふふっビックリした?それにしても見事なあたりっぷりだったよ」
なんか、なんかすっげぇムカつく!バシャ―って擬音をいってたのがもっとムカつく!
「笑ってないで、何がしたかったか言ってよ。寒いんだけど」
「はいはい、ごめんね」
小さく笑いながら母がそう言うと、上からタオルをかぶせられる。
「で、何がしたかったの?」
「うーん、いたずら?」
「おい!」
「冗談よ。冗談 」
といって、くすくすと笑う。母は相当な美人だが、母だからか、すっげぇムカつくところがあるからか、はたまた両方か。とにかく、胸のときめきが微塵もない。おかしいな。前世だったら簡単に恋に落ちていたはずなのに。
「で、結局何がしたかったの?」
「ただの激励だよ。お父さんがあんなに乗り気になっちゃった以上、止めることなんてできたいもんね。頑張れ」
そういって、優しく俺を抱擁する。こういう所は、実に母親らしい。
「そっか。ちょ、そろそろ話して。恥ずかしい」
「あれ?ちょうどピリちゃんくらいの年の子はこれされると喜ぶって聞いたんだけどな」
「嬉しいっちゃ嬉しいけど、恥ずかしい。それとピリちゃんって呼ばないでよ」
「・・・そっか。そこまで言うなら仕方ない。離してあげよう」
と言って、俺を抱く力を母が緩める。そして、
「やると決めたからには、妥協はゆるしません。最後までやり切りなさい。それと、身に着けた力を私利私欲のために使ってはいけません。わかりましたか?」
と、鋭い視線を向けて来る。
「あぁ、わかってるよ。お母さん」
そうして、母さんと二人きりの、ちょっと変わった一時が幕を閉じた。
そしてしばらく待っていると、お父さんが帰ってきた。
「ただいま。そうだ、ピリフ!明日からいろいろ教えてやるから、今日は早めに寝なさい」
「開口一番にそれかよ。だいぶ張り切ってる?」
「あぁ、張り切ってるとも!この手でビシバシ鍛えてやる」
そう言って、笑った。この両親は二人そろって笑顔が似合うこって。それよりも、俺って多分魔術師タイプだと思う。だって剣なんて使ったことないもん。
と、少し不安になりながらも、その日は父の言う通りに、いつもよりは早く寝ることにした。
夢を見た。なんの夢かわからない。誰かが言いあっていて、そのあと真っ暗になって終わる、そんな夢。一体何の夢なのか、疑問に思う前に、その夢の記憶は起きたときに消え去った。
物語は関係ない話ですが、「母は」と打つときって、「ははは」って打って変換するじゃないですか。そしたら「( ̄∇ ̄;)ハッハッハ」って出て来るんですよね。はい。




