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よくある当て馬

王妃の評価はこの世界ではかなり低いですが、実際は正鵠を得ています。

ペロンちゃん憎しでの発言が完璧にかみ合ってしまったパターン。

ヒロインちゃんを甘く見ていた。

まさか王家が罪を確定した人物を癒魔法で治して、自分の護衛に付けてくるとは思ってもいませんでしたわ。

王様もアレク様もめちゃくちゃ怒っていて、王家の権威をないがしろにしている。

神殿側も驚いていて、王妃殿下の許可を出していたので王家の総意と思ってしまったらしい。

チンピラ以下まで落ちていたレオを、攻略キャラだからって傍に置くとかあの娘は本当に馬鹿なんだろう。

調べていくうちに体の関係もあるようだし、もうどうしようもないですわね。

ヒロインちゃん自身は未だにアレク様を狙っているけれど、王妃殿下は第二王子の婚約者にしようと画策している。ゲーム中では第二王子なんて文章の中に少しだけしか出てこない、今の世界ではアレク様のグレードダウン版のスペア程度にしか考えられていない。

比較され続けて性格も難があるし、見た目もそこまでよくはない。王妃殿下の言うことを実によく聞くので、私とは仲が悪いのよね。

卒業に合わせてアレク様が立太子されるから、王妃殿下も焦っているのでしょう。

私が王子妃になったら、立場が今以上に悪くなるのは間違いないものね。

今の王の治世は安定していて、名君と言って差し支えないレベルだけれど家庭は崩壊しているわ。

まったく誰のせいなのかしら、嫁ぐ家がこれではお掃除しないといけないから大変なのよ。

報告書に目を通しながら、現実から目を背けていたけれど現実もひどい物だ。

私の侍女がアレク様を説教している…

マリー的に、アレク様のスキンケアが納得できなかったらしい。

「よろしいですか王子殿下、お嬢様は美の化身です。美の化身たるお方の伴侶たるものがそれでは困ります。素材は良いのですから、しっかりと手入れをしなければいけません。王子殿下は性格も良いですけれど、身嗜みにもっと気を付けられませんとお嬢様に愛想をつかされますよ!お嬢様は、王子殿下のために日々努力されているのです、その努力に気づかず自身はズボラな姿をさらすなど許されることではありません!」

確かに色々と努力はしていますけれど、それを超えたか高に言われるのは恥ずかしい。

「そうだったんだね、ペロンは綺麗だけれど日々の努力を怠っていなかったんだね。僕が浅はかだった、これからはしっかりと気を付けるとペロンの為に誓おう」

「ご理解いただけたようで何よりでございます。この度の不敬は全て私に責任がございます。罰するならば私一人でお願いいたします。」

「罰するわけないだろう、君は大切なことを教えてくれたんだ。貴重な進言に罰を与えるような暴君になるつもりはないよ」

なんかうまく納得してくれているからいいけれど、王族に低い身分の者が直言するだなんて。

後で躾をしないといけないけれど、マリーは喜びそうだから困りますわ。

内戦負け犬キャラ設定2

留学先で兄王子が不治の病と知らせが届き、ヒロインちゃんに癒してもらえるように願うが断られる。

言葉を飾らずに本心を聞かせてほしいといわれ、普段女性を口説いていたり軽い調子で物事に当たっていたのは、兄王子が即位しやすいように情報操作の意味合いがあったことなどを話す。

これで全て話したというがヒロインちゃんは頷かない。

大切な家族の命がかかっているため、怒りをあらわにするがその怒りを受けてヒロインちゃんはようやく納得する。

何時も軽薄な態度だったが、本気の姿を見て納得して兄王子を癒魔法で治す。

本来の第二王子は真面目な性格だったが、それを知ったヒロインちゃんに振り回される日常スチルでエンド

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