よくある?魔法習得
ペロンちゃんは避暑と、旅行と、魔法の練習に領地に来ています。
領民を使った娯楽をお父様が楽しみ、普通の避暑をお母様が楽しみ、領民での実験をペロンちゃんが楽しんでいます。
例年通りの公爵家となっております。
領地ですくなぁ~い魔力を効率よく使えるように練習行っている。
「どう頑張っても、そよ風も起きませんわね。これは普通の魔法は無理ですね」
知ってたけどこれはひどい、まぁずっと考えていた事があるので試してみよう。
「さて、ここからが本番ですわよ。セバス、ソレの猿轡を外してちょうだい」
「畏まりましたお嬢様。しかし何をされるおつもりで?」
「ちょっとした実験ですわ、魔法は想像力さえあれば良いんですわよね?」
「左様でございます。しっかりと想像した魔法と、曖昧な状態での魔法では威力に差が出ます。失礼ながらお嬢様の魔力量では…」
ですよね~でもね、これからやることはほんの些細な事だから行けると思う。
「助けてくれるって話じゃなかったのかよ、やっぱり公爵家の連中はみんな頭がおかしいんだ!」
あら、実験体がなにかいってますわね、喋ってくれているおかげで楽にいけそうで助かりますわ。
私の持ってる属性は風なのですけれど、これは大気に魔力で干渉するってことですわ。
頭の中で化学式を思い描く、
実験体の口付近の酸素を別の気体に変換するように
空間の把握もしっかりできた、魔法を発動する!
「おい、なんとかいえよ!おい!ここからだsうぅ゛なんだこ゛れ゛あ゛あ゛あ゛」
あらぁ上手くいきましたわ、この世界の人間も元の世界と同じで酸素が減れば苦しむんですのね
「お嬢様、いったい何をされたのですか。魔法を使えば揺らぎが起こるはずですが、感じることが出来ませんでした」
「揺らぎってなんですの?」
「魔法は、体内の魔力と世界に存在する魔力を合わせることで発動いたします。魔法を発動する際に世界の魔力が減ることで揺らぎが生まれるのです。」
「なるほど、そのような現象が起こるんですのね。私の魔力が少なすぎて初同時に減る魔力が少なすぎて、人には検知できないってことかしら?」
「その可能性はありますな、後何度か先ほどの魔法をお試しいただければ判断できると思われます。しかしどのような魔法なのでしょうか?」
「魔法の内容は秘密よ、切り札は大事にしないとだめでしょう?このまま実験を続けていきましょう」
「内容を知ることが出来ないのは残念ですが、確かにお嬢様の身を守るための手段はあって困りませんからね」
魔力のおかげで科学の発展が歪になってるので、この世界に化学式がないから説明のしようもないっていうのはあるけれど便利な魔法を手に入れたかもしれない。
検証の結果、揺らぎを感知することはセバスにも、我が家の魔導士にもできなかった。
暗殺魔法として採用決定!魔力の少なさが役に立つとは思わなかったね!
実験体が床に転がってるけどまぁ、実験結果だからどうでもいいよね。
世界設定
魔法とは、
行使するものの魔力量×想像力+周囲に存在している魔力=威力
となります。
行使する人間の魔力が大きければ大きいほど、周囲の魔力の減りが激しくなります。
魔導士を一か所に集めて運用しようとすると、威力は逆に減衰します。
ペロンちゃんの魔力では、周辺の魔力の減りは感知できないレベルになります。