よくある状況確認
前回あっさりと見送った理由の説明などなど
さてやっと一人になれた。
この手の小説はいくつも読んできた!出来ることをしなくちゃ!
まずは覚えているシナリオの書き出しをしないと。
3徹してやり込んだから、まだまだバッチリ覚えてる。
自分の机に向かい、覚えてることを書き始めて気が付いたことがある。
ペロンの記憶はあるし、私の記憶もある。
混じりあって一つになったみたい。
そして「自分の机」と認識している事。
さっきのメイドさんの時も、ペロンの意識が結構私に入ってきてる。
あのメイドさんが悪いんだからしょうがないっていう思いがあった。
人が私のせいで死んでしまうのに、まぁいいかと思ってしまう部分があった。
あぁペロンになったんだと思い知らされた。
シナリオ通りに進むとしたら、何としてでも生き残らなければ…
そう、この「ペロン」どのルートでも死ぬのだ。
ヒロインをいじめた罰や、事件の黒幕として剣でスパっとやられたり、
修道院で病にかかったり、魔法で苦しみながら死ぬ。
SNSではペロ子と呼ばれ、死にざまが話題になっていた。
嫌だよ!生きたいよ!
シナリオの見直しからしていこう…
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ウ厶シュラーゲン・ワルツは攻略キャラが隠し併せて7人
ペロンはペロリーヌ公爵令嬢であり、どのルートでも死ぬ
両親に甘やかされ、欲しいものは何でも与えられ
気に入らないことがあれば癇癪を起す
ペロリーヌ公爵家は広大な領地があり、発言力は王家以上
税のかけ方は、低い時で8公2民 他の貴族は高くて5公5民
ほぼすべてのルートで公爵家は没落する
理由は両親が屑だから
私が今から頑張っても既に間に合わないフラグが成立している
良い子になって得られる物は、病死か剣で切り殺されるかの選択肢
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詰んでる!!
世界設定
魔物はいないけど魔法はある。
属性は
光・闇・火・水・風・土
伝説の聖女が癒属性を持っていた。
6属性が均等で高ランクの資質があると無属性になる