よくある魔力測定1
神官長は別に普通のモブでいいかと思っていましたが、
仕事してたら思いついちゃったのでこんな感じに。
ついに魔力測定の日がやってきましたわ!
必死に勉強してきたのは、ここで得る大きすぎるマイナスを少しでも打ち消すためなの。もうすでに生活に支障が出てきているので、セバスとマリーがいないと満足な暮らしができない状況。
お父様とお母様には私の魔力が少ないと思うと伝えているし、ゲームでのペロンちゃんの行動がしょぼかったのも謎が解けてきた。
この世界は基本的に魔力が無い人間はいない、ペロンちゃんレベルで魔力が無い人間を想定していないためにゲームではリソースの多くを日常生活に振っていたんだと思う。
何かヒロインちゃんにしようとしても、学園では取り巻きけしかけるとか位しかなかったんだろうなぁ
さてさて、やってきました神殿ですわ。
転生してよかったと思えるところは、こういう西洋風の豪華な建物をまじかで見れるって要素は大きいかもしれない。
「よくいらっしゃいました、神官長を務めておりますクロースと申します。さぁこちらへどうぞ」
ふぇ…何この人見た目が完全にサンタクロースじゃん。凄い良い人そうですわぁ
「よろしくお願いいたしますわ、サンタ、あ…クロース様」
ぴゃー間違えちゃった、見た目サンタなんだもんつい
「おや、私の家名をご存じでしたか。ペロン嬢は良く調べてらっしゃる」
あ、はいクロース・サンタ様なんですね。 いまもほっほっほて笑ってるし。
いやぁゲームのお父様お母様はこんな人をボッコボコにしたのですね。
「さぁこちらの宝玉に触れたくだされ、宝玉が光の強さと色でご自身の魔力を教えてくれますぞ」
っよし!やるぞ!!
宝玉に触れる、おぉ凄い変化してるのかわからない!
これはひどい…クロース様も困惑している。
「おぉなんとこれは、ペロン嬢心を強く持つのですぞ」
「問題ないですわ、このような結果になることは薄々気づいていましたもの」
お父様とお母様にはかなり低い結果が出ることを、魔道具が使えないのと合わせて伝えてある。
ここで暴れない様にも言ってあるので大丈夫でしょう。
「私は魔道具を満足に使うことはできませんが、その分知識を蓄えてきていますもの」
周りを使えば楽に生きていけるし実際問題ないのよねぇ~
世界設定
この世界は唯一神で天使が数名いるという教えが一般的
各国に神官長が一人づついる。
珍しく自浄作用がしっかりと機能していて汚職がない奇麗な職場。
賄賂なんて受け取りません。