よくある婚約
王子の名前を発表
主人公ちゃんと王子の日常風景
王城で毒殺未遂に会ってから、一月後に私と王子の婚約が発表された。
毒殺エンド回避のために、こつこつ自分で毒薬飲んでた甲斐があった~
ゲームだとお父様が権力に物を言わせて婚約するから反対が多かったけど、
王妃殿下主催のお茶会を無事に終わらせることが出来たのは私のおかげ。
利用しない手はないよね。
まぁ王妃殿下がめちゃくちゃ反対してたけどさ、婚約の話し合いで王城にったら、
「ペロリーヌ公爵家は随分な教育をしているのね、
自分で飲んだ毒で婚約者になろうとするんですもの」
なんて言われちゃった。
流石に王様が止めてたし、王子も信じられないもと言った眼差しだった。
ペロンちゃんの体ってば凄いんだから、ボロボロ涙だせるの。
ウソ泣きが凄いしやすくって助かってます。
王城に行くようになってから、王子が公爵家に来たがったけどのらりくらりとかわしている。公爵家に来られたらウソで塗り固めているのがばれちゃうもの。
さぁ今日も今日とて王妃教育に王城に向かいますかぁ~!
王城に行くと護衛の騎士が付く、あれ以来私担当になったビッテン様だ。
自分で志願してきたらしい。
近衛騎士っていいう地位をそのうち利用させてもらうので仲良くしている。
この世界の歴史と、諸外国語を学べる王妃教育は知識欲を満足させてくれる最高の場だ。
おまけに王子事、アレク様とお茶会もあるし良いことばっかりだ~
婚約者に決定した後にアレク様が、
「婚約者になったのですから、僕の事はアレクと呼んでくれませんか?」
なんてハニカミながら言われて、よく鼻血を出さなかったと自分をほめたい。
というか家に帰ってからほめた。
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「王妃教育は辛くないかい。ペロンの家のせいで何か言われるなら直ぐに僕に言うんだよ」
ゲームと違ってアレク様がやさしい。
ゲームのアレク様は目を合わせてくれないし、喋ってもくれない。
「何も問題ありませんわ、厳しい時もありますけれど私の事を考えての事ですもの。それに新しいことを知るのはとても楽しいですわ。」
「君は強いんだね、僕も大変だと思うこともあるのに。楽しめるだなんて。」
「私はペロリーヌ公爵家の娘として悪名が付いて回りますから、弱っているところを見せたら何をされるかわかりません。実際楽しいですし。それに、アレク様とのお茶会ってご褒美もありますもの」
ぴゃーアレク様の顔が赤くなってぅ可愛いぃ ぐへへぇ
主人公ちゃんのスペック2
死因は仕事での過労、ではなくエナドリの飲みすぎと興奮から脳の血管がプッツン。
肉体的には健康だったのに、行動が残念だった結果。