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よくある?お茶会3

優しいから、仲良くなったから助ける!

なんてことはありません。

今後使える駒を減らさないように動いたらこうなりました。

あれから席を立ち自由に庭園を散策する時間になった。

王子に有象無象が群がっているのを遠くからローラ様と見物している。

ゲームのペロンちゃんはアレを全部蹴散らしたのかぁ

運動能力高くないのに頑張ったんだなぁ~と感心しているとミリア様が駆け寄ってきた。

「ペロン様~、ここにいらっしゃったんですね。」

ミリア様は王子はいいのかしら?と思っていると

「私があの中に飛び込んだら、潰れちゃいますよぉ」

確かにそうかもしれない。

「一緒にお話しましょ!」

近寄るだけで疲れそうだし、大人しくしていよう。

監視の騎士様がずっと近くにいるから変なこともできないしね。

暫くお話して、お茶とお菓子のお代わりを頼んだ。

新しいお菓子が私達のもとに届く。

私は先に一口食べた後、二人が食べようとしていたお菓子を叩き落した。

二人とも唖然としている、騎士様も唖然としている。

「騎士様、エスコートしてくださる?」

あらぁ~ミレイ様泣いちゃってるわね

ローラ様はミレイ様を慰めながらこちらを睨んでいる。


騎士様にだけ聞こえるように呟く

「あのお菓子、毒が入っていましたわよ。もぅ駄目ですわよちゃんと管理しないと」

毒殺される可能性があるから、耐性をつけるために色々な毒を試してきた成果がでたみたい。

すぐに死にはしなそうな感覚だ。

お菓子の甘さの中に、独特の苦みがあった。これは飲んだことのある毒だ。

「お医者様のいる場所に連れて行ってくださいませ」

一瞬動揺するもすぐにエスコートしてくれる騎士様。

移動中に他の騎士に指示を出していた。

ちょっと評価を上げてもいいかもしれない。


庭園から出たタイミングで限界が近づいてきたので、騎士様に毒物の名前を伝えた。

その後、苦しくて意識が遠のいた…


目を覚ますと、王城の一室のようだった。

日の高さから1~2時間ほど眠っていたらしい。

気怠いけど、動けないこともない。

お医者様が解毒が上手くいったことを教えてくれた。

エスコートしてくれた騎士様は、責任を感じて護衛についていたようだ。

騎士様が、ローラ様と、ミリア様に事情を説明した事を教えてくれた。

感謝の気持ちを伝え、騎士様に微笑んでおく。

毒を入れたの誰かなぁ~迂闊な事してお父様怒らせていいのかなぁ?

この状況を上手く使って有利に立ち回らないと。





王子の婚約者の地位は確定だね!!

ペロリーヌ公爵家が潰れない、潰せない理由4

公爵領の各代官は、反乱鎮圧のエキスパート

1年も代官をすれば君もエキスパートの仲間入り。

しかし個別で動いていた反乱勢力も最近は地下でつながってきている。

後10年ちょっとで鎮圧できないレベルの反乱に発展しそう。

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