よくある?お茶会2
主人公ちゃんは、沢山のお友達を手に入れた。
コマンド
→切り捨てる
使い捨てにする
罪をかぶせる
開始直後とは違い、和やかにお茶を楽しめる。
婚約者キャラと仲良くなってきた。
伯爵令嬢のローラ様と、子爵令嬢のミリア様だ。
「ペロン様は、色々な事をご存じですのね。私も勉強が好きなのですが、同じ年齢で自分より知識がある人に会ったのは初めてです。」
ローラ様は私と同じ5歳で、幅広い知識を有する真面目キャラ。
本の話を振ると、笑みが柔らかくなるのが可愛い。
「私もペロン様のような素敵な淑女になりたいです!」
ミリア様は1つ下の4歳、小動物系の妹キャラだ。
ぎゅっと抱きしめたくなる可愛さがある。
こんなに良い子達なのに、ゲームではあっさりヒロインに婚約者を奪われて、
落ち込んだところをペロンちゃんに唆される。
この世界では、婚約者ができる前に唆されている。
落ち込まないからとてもいい変化だね。
会話を楽しんでいると、王妃殿下と王子がやってきた。
「なんな楽しんでいるかしら?」
驚きと、疑惑の混ざった眼で私を睨んでくる王妃殿下。
やめてよ、照れるじゃない。
爵位の高い私のいるテーブルに来るのが、最後の方だなんて嫌がらせ以外ないものね。
私がいるのに仲良くしてるなんて想像もしてなかったでしょうね。
ここでは王妃殿下には悪者になってもらわないとね、
睨まれて怖いって感じで震えて見せる。
周りの令嬢はお友達の私の見方ですよ~
あらあらみんな、不敬とは思いながらも王妃殿下に敵意をだしてる。
「母上、みんなが怖がっています。どうかされたのですか?」
「楽しそうだったけれどどんな事を話されていたのですか?」
あぁ王子きゃわいい。
ぎゅってしてなでなでしたい。
二人に挨拶する。
「お初にお目にかかります、ペロリーヌ公爵家ペロンでございます」
カーテシーを完璧に決める。
「それぞれの家で、どの様な事を学んでいるか意見交換をしていました」
王子が驚いてる。
真面な事を言うだけで驚かれるなんて流石ペロリーヌ公爵家。
周りの子達に目配せをする。
爵位順に挨拶をしていく。
私とローラ様で順番を決めていたから、他のテーブルよりもスムーズに進んだようだ。
王子と有象無象が会話しているのを私は眺める。
はぁショタ王子も好き
ヒロインには上げないから。
ペロリーヌ公爵家が潰れない理由3
公爵夫人は、ドレスや宝石に税金をばしばし使います。
新しいデザイナーや素材を発掘するのが趣味で、国内有数のパトロンです。
他領に良い素材があればその領地にお金を落としてくれます。
公爵夫人が動くと、経済が回ると言われています。
困窮している領主にしてみれば、救いの神。
公爵領は作物しか取れず、地下資源もないのでお金を落とす価値を感じていません。