最近よくある話
初めて投稿します。
悪役が行う悪事が、温いと感じたので全力でやってみようと思います。
いける限り…
序章なんでよくある話の、よくある流れになります。
残業、残業、そして残業。
楽しみにしていたイベントも同僚が休んだせいで行けなかった。
必死に業務を終え何とかつかみ取ったこの連休!
レビューサイトで満点、SNSでも話題の乙女ゲーム「ウ厶シュラーゲン・ワルツ」
をやり込むんだ!
食料の備蓄は完璧、エナドリも各種ダースで買ってある。
ふふふ勝ったな…
いけない、1月ちょっと連勤だったせいで開放感からおかしくなってる。
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人間、好きな事のためなら3徹くらいは余裕だった。
全ルートも見れたし、噂になるだけいいゲームだったと思う。
祝杯を挙げるため何本目かわからないエナドリを口につけた…
「良いゲームだったけど、悪役令嬢のやることが温かったなぁ」
侯爵令嬢なんだからもっと、やれることあるだろうし、やり方が甘かったんだよね
なんで、中庭の噴水に突き落とすだけで満足するかなぁ
筆記用具隠すとか、嫌な噂流すとかすることが小物すぎる。
権力と財力があるんだから徹底的にやっちゃえば良いのに。
そんな事を考えていたのが悪いのか、目が覚めた時私は
「ウ厶シュラーゲン・ワルツ悪役令嬢ペロン・ペロリーヌ」になっていた…
その手の小説をよく読む私は理解してしまった、
転生じゃん…
よりによってどのルートでも死ぬ、ペロ子に転生してるじゃん。
この事実に気が付いた瞬間、あまりのことに意識を手放してしまった。