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第忌(ご)話 エリカちゃんと開かずの扉

第忌()話 エリカちゃんと開かずの扉


 夏休みの旅行から帰ってきたエリカちゃんと海斗君

二人は5つ目の七不思議である昇降口の開かずの扉について調査することにしたのだ。


夏休み中の夜に忍び込むのに、例によって海斗君のピッキングで学校に入り込んだのでした。


————昇降口にて

「開かずの扉だっけ? 海斗君こんなところに扉あったっけ?」

「昇降口に扉なんて見たことがないよ」

と二人が話していると

昇降口の壁の方からがさごぞ音がして壁が割れておっさんが出てきたのだ……。

「ふあ~よく寝た。 学校に隠し扉を作ってねぐらにするとよるしか出られないんだよなこれが……」


「お前か!」とチェーンソーのエンジンをふかして斬りかかるが

「危ない! 当たったらどうすんだ!」

とおっさんは身をかわしたが、 隠し扉に直撃して扉のカモフラージュが成さなくなったのだ。

「なんでことをするんだ!学校ってトイレや水道もあるのに……。 

 新しいねぐらを探さなければならないではないか!」とホームレスに怒られた。

「あのおっさんエリカちゃんのチェーンソーをかわすなんてすごい」

「学校に不法に住むなんてよくなわいよ」

「学校でチェーンソーを振り回すのもよくないぞ」

 エリカちゃんとおっさんはお互いに正論だが、不法侵入者同士なので説得力がなかった……。

「おじさんエリカちゃんのチェーンソーをかわすなんて何者なんです?」

「危うく真っ二つにされるところだったわい 俺はただのホームレスだ」

「でも学校を見えないように隠し扉を作る腕は惜しいわ。 ねえおじさん」

「なんだ?」

「うちのアパートに住まない?」

「家なしだがいいのか? 俺みたいな不審人物を住ませて? 」

「妙なことやらかしたら斬るから問題ないわよ」

「そこは問題あるでしょエリカちゃん」

 3人は帰路に就いたのだった。


———— そしてエリカちゃんのアパート

「ここって!悪名高いチェーン荘じゃないか~!」

とおっさんの絶叫が響いたとか。


おっさんが仲間に加わったのだった。

読者の予想を外す。 

それが作者としての醍醐味です。


貴方は七不思議の開かずの扉からこの結末は想像できたでしょうか?


ホームレスお持ち帰りです。

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