閑話2話 エリカちゃんと地下室で
閑話煮話 エリカちゃんと地下室で
僕は海斗。小学2年生でエリカちゃんの友達です。 本当は友達以上になりたいですけど。
今日はエリカちゃんの家に遊びに行きます。
「海斗君いらっしゃい」
エリカちゃんの家に行くとエリカちゃんに誘われて地下室に行くことになりました。
地下室にはかつて僕がいじめっ子に復讐をしたときに使ったアイアンメイデンやギロチンのほか色々な道具がありました。
「海斗君ちょっと待っててね」とエリカちゃんは近くの冷蔵庫から
血のように赤いぶどうジュースを出してコップに注ぎました。
「はい。 海斗君」とぶどうジュースが注がれたコップを渡されたので
エリカちゃんと二人でゆっくり飲んでいました。
「それでね、うちのマリアンナとカトリーヌがね優秀なのよ」
「エリアちゃん。 カトリーヌとマリアンナって誰?」
この子よと二つのチェーンソーの刃を研ぎながらうっとりした目でエリカちゃんが言った。
「それZEMOA社製の1957年のものじゃないか、 かのジャイソンが使っていたものと同じじゃないか! 」
「手に入れるの苦労したのよ。 本物だから……」
「えっ? そのチェーンソーってジャイソンのものじゃないの?」
「ジャイソンがチェーンソーを手に入れたって言っていたからコロシテ奪い取ったのよ。 手ごわかったわ
やっぱり彼のチェーンソーは業物で普通のチェーンソーだと打ち合っても2合しか持たないよのね」
「どうやって勝ったんだよ?」
「飛天御チェン流 奥義 天翔チェンノ閃を使ってようやく勝てたわよ」
とほのぼのと殺伐した会話をしているのがエリカちゃんと海斗君らしかったのだった。