閑話10話 花子さんと河童
閑話10話 花子さんと河童
エリカちゃんが学校に入学するより遙かに前の話である。
花子さんはトイレに住み着いてのんびり暮らしていたのでした。
ある日花子さんはトイレに違和感を感じたのでした。 するとトイレから水が逆流して中から緑色の体をした甲羅を背負った河童がいたのでした。 その河童は花子さんに気がついていなかったのです。
「げへへへっ。女子トイレに潜入成功だぜふ。コレで覗き放題だひょひょひょひょ」
影でソレを見た花子さんは激怒して
「この変態が!」
護身用に隠し持っていた塩酸をぶっかけたのでした。
「ぎゃーー」と絶叫して河童は走り去っていったのでした。
その日女子トイレから謎の緑の怪人が出てきたと学校は大騒ぎになったのでした。
夜になって理科室で
「ちくしょーいきなり塩酸をかけてくるなんてひどい奴だ」
ヒーヒー言いながらも人体模型に救助されていたのでした。
「あの女をストーキングしたいのっぺ? いいぜ俺はあの女に報復するでごわす」
人体模型は会話は出来ないのだが河童と変態同士シンパシーがあったのか意思疎通が出来たのでした。 ここでふたり(?)のストーキング同盟が結ばれたのでした。
地上からは人体模型、地下からは河童が花子さんに迫るという完璧な計画だったのですが、花子さんの反撃は苛烈なものだったのです。 夜なので生徒もいないので花子さんは容赦しなかったのです。
女子便所に迫った人体模型を釣り天井の仕掛けで押しつぶしてしまい、花子さんは女子トイレの掃除を含めてパイプクリーナーの原液とカッターナイフの刃を細かくしたものと一緒に流し込んだのでした。
河童は溶解液と刃でボロボロになってしまったのでした。
次の日しぶとく復活した河童は下水がだめならと思いマンホールから出てきて女子トイレに侵入したのですが、トイレ裏に隠れていた花子さんに体育器具庫から持ってきた鉄アレイでぶったたかれて失神して赤ペンキ(油性)と一緒にトイレに流されて河で土左衛門になったのでした。(河童の川流れ)
そして女子トイレを襲う魔の手はなくなったのでした。
めでたしめでたし
エリカちゃんの影でかすんでいますけど花子さんも強いのです。




