第贄話 エリカちゃんと音楽室
1話目は花子さん
2話目は音楽室です。
第贄話 エリカちゃんと音楽室
トイレの花子さんと会った次の日登校すると。
少しばかり学校が騒ぎになっていたのだった。
チェーンソーで壁を破壊してトイレの扉を破壊したことが宿直経由でばれていたのだ。
幸い警察官が事情聴取してる以外は普通に登校で来たのでした。
———―2年3組教室で
朝のホームルームの前に隣の2年4組から悲鳴が聞こえてきたのだった。
●坂▽子の机に人体模型を固定していたからだった。
エリカちゃんは悪戯にホームルームの時間にアラーム式でオルゴールで“エリー●のために”が流れてくるように細工したので、 突然“エリー●のために”が人体模型から流れてきて2年4組は大騒ぎになったのでした。 生徒たちの気持ち悪いの一言で人体模型(ストーカー幽霊)は廃棄処分されたのでした。
そんなことも知らず。 普通に授業になったのだが、夜中に学校探検していれば眠いのである。
エリカちゃんと海斗君は豪快に爆睡して先生に怒られてしましました。
昼休みになって
「あの先公今度チェーンソーで焼き入れてやろうか」
「エリカちゃん小学2年の発想じゃないよそれ」
「2つ目の七不思議は音楽室のピアノだっけ?」
「夜勝手になるみたいだよ」
「自動演奏ピアノって落ちはないわよね」
「児童演奏ピアノはこの前事件になっていたけど……」
「ロリ好き音楽教師が子供たちにピアノを弾かせ続けた事件よね」
エリカちゃんたちは音楽室のピアノを調べたが、異常はなかった。
——― 昼の音楽室で
「エリカちゃん?座って何か弾くの」
「私の大好きな曲よ」と旋律が流れ……。
「それって葬送行進曲じゃん」 (ショパン作 葬式で流れる曲です)
ピアノは響くので先生達にばれてやめさせられたエリカちゃんだった。
———― そして廊下で
「そういえば花子ちゃんってどうなったんだろう?」 と女子便所に向かったが KEEP OUTとテープで出入り禁止になっていたのだった。
おまわりさんに上の階のトイレを使いなさいと言われたのでした。
(昨日の夜チェーンソーで扉を破壊したので)
トイレからしくしく声が聞こえたのは聞かなかったことにしたエリカちゃんだった。
———― 翌々日の夜眠かったのと警察がいたので延期した肝試し2日目
「エリカちゃんまたチェーンソーで扉壊すのはまずいよ」
「どうするのよ?」
海斗君は針金を出してピッキングで学校の昇降口を開けてしまったのでした。
「とりあえず花子ちゃんの様子を見てみよう」
———― 女子トイレ
4つ目の扉を開けると 『他の学校に引越しします 花子』 と書置きがあったのだ。
花子さんをビビらせて転校させたエリカちゃんでした。
———― 音楽室で
「エリカちゃんピアノが鳴っているよ」
「ってなんか下手じゃない?」
陰から見ると宿直の人がこっそりピアノの練習をしていたのだった。
「興覚めね」
「エリカちゃん帰ろうか……」
「そうね」
とふたりは帰っていったのだった。
毎回えぐいのや悪霊も難なので今回は落ちをつけてみました。