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第209話 エリカちゃんは海斗君の背中を流します

第209話 エリカちゃんは海斗君の背中を流します


 私は海斗君が好きだ。

 今、海斗君はお風呂に入っている。

 海斗君がお風呂の中に入っていることを想像すると……。

 部屋の居間の中でチェーンソーのチェーンソーの音が響いていたのです。

「嬢ちゃん、悶えながらチェーンソーを吹かしてどうしたんだ?」

 そこに秀明おじさんが怪訝に思いエリカちゃんに聞いたのでした。


「海斗君がお風呂の中に入っていることを想像しちゃって」

 エリカちゃんが顔を真っ赤にして恥ずかしそうに秀明おじさんに言うと

「風呂に突撃して海斗の坊主の背中でも流してこい」

 秀明おじさんはニヤニヤしては面白そうに言うのでした。


「そうだねーじゃあ行ってくるよー」

 ウイイイイーーンと音を響かせながらエリカちゃんはお風呂に突撃したのでした。

「うわ—エリカちゃんどうしたの?」

 海斗君も顔を真っ赤にして慌ててエリカちゃんにいうと

「海斗君、背中流しに来たよー」

「えっ、エリカちゃんそのホースは何?」

「背中流すのに使うホースだよ、綺麗になるよー」

 それは、業務用の高圧洗浄機のホースだった……。

 チェーンソーなどの機械汚れなどは落ちにくいので、水を高圧で噴出する高圧洗浄機を使う者は多いのです。

 それは、水を高圧で噴出して水圧で汚れを落とすモノです。

「海斗くーん汚れ落とすよー」

「ギャ—」

 (絶対に真似しないでください、水圧が強いものだと骨折したりします)



今日もチェーン荘は平和だったのです。

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