第144話 エリカちゃんと図書館で ~そして見知らぬ地で舎弟を得る~
第144話 エリカちゃんと図書館で ~そして見知らぬ地で舎弟を得る~
社会の時間で歴史上の出来事について調べなさいと課題が出たためエリカちゃんは海斗君と図書室に向かったのでした。
「海斗くん本がたくさんあるねー」
「エリカちゃんここ図書室だから本はあるよ」
「火をつけるとよく燃えそうだねー」
「え。エリカちゃん燃やしちゃダメだよ……」
「そうですよー。ここにはたくさん本があるから燃やしちゃダメですよー」
エリカちゃんと海斗くんが話していると眼鏡をかけた女性が話しかけてきたのでした。
「だれ?」×2
「私ですか? 図書館の司書にして精霊です。 あなたは本の大切さを知らないようなので本の大切さを知ってもらうために本の世界に行ってもらいます」
司書を名乗る女性から光が発せられエリカちゃんと海斗くんそして、つまみ食いをしているエリポンが光に包まれ消えた。
三国志と書かれた本だけが残り……。
エリカちゃんが目を覚ますと、そこは桃の花が咲き乱れる庭園で酒盛りを行っているむさ苦しい3人組の男がいたのでした。
「お前ら誰だ?」
酒を飲んで顔を紅くした大男に詰問されていた。
「飛よどうしたのだ?」
そこにふたりの人物が声をかけたきたのでした。
「兄者! 飲みの会場に女の子が迷い込んだのです」
「ほう。この子達かな?」
エリカちゃん達を見て言った。
「おじさん達いい年こいて昼間からお酒を飲んでいるの?」
「エリカちゃん、ストレート過ぎるよ」
「我々はこの飲み会を終えてから世間を惑わす賊である黃巾賊を討伐に行くのだ、無礼であろう」 ※ 黃巾賊(中国の漢王朝の末期の反乱した賊です)
立派なひげを持つ大男に反論されたが、
「おじさん達本当に強いの?賊なんて討伐できるの?」
「貴様ら無礼だぞ!」
すごむ張飛に反応して
「戦うの?」
と聞いた瞬間もの凄い殺気がエリカちゃんから充満し
「関羽の兄貴コイツただ者じゃないぞ」
「この殺気、大兄の劉備が危険だ飛よかかるぞ!」
関羽と張飛が斬りかかるが、けたたましいエンジン音と共に血しぶきが舞ったのだ!
その瞬間おびただしい血が吹き張飛と関羽が倒れ伏したのだ。
「弟たちの敵!」
「甘いよ」
ザシュっと音とエンジン音が止むと崩れ落ちる劉備
惨状を見て
「エリカちゃんやり過ぎだよ……」
「大丈夫だよ接着剤でつけるから」
「エリカちゃん接着剤じゃ怪我は治らないよ……」
「そうなの? えーいつけちゃえー」
ズタズタに斬られた劉備さん兄弟を接着剤でつなげて一晩明かすと。
劉備・関羽・張飛の傷(?)は治りエリカちゃんに土下座をしたのでした。
「俺たちを舎弟にしてくれ」
「黃巾賊討伐に力を貸してください」
そして劉備、関羽、張飛を舎弟にして黃巾賊討伐に旅立つのでした。
※劉備・関羽・張飛(中国の三国志の蜀の国の礎を築いた人物 劉備が蜀の初代皇帝で関羽と張飛はその義兄弟です)
「おなかいっぱいでしゅ」
宴会の食べ物はほとんどがエリポンの胃の中に消えたのでした。
「……なんなんだこのタヌキは?」
疑問は残るもののエリカちゃん達、義勇軍(笑)は黃巾賊討伐に向かったのでした。
いうまでもなくエリカちゃんはチェーンソーで無双していたのでした。
名将とされている劉備・関羽・張飛が「エリカちゃんに続け!」と号令のもと賊軍を蹴散らして、連勝を続け黃巾賊の討伐は終わったのでした。




