1/2
世界を滅ぼした魔王と書いて無職と読む
下手くそだと思いますがよろしくお願いします。
灯がともらない地平の上には星々がちりばめられていた。
その星々は地上にかつては栄華を極めたであろう都市の慣れ果て………夢の残骸を虚しく照らしていた。
そしてただ1つ地上にまともな形として残った城でこの男は1人物思いにふけっていた。
男の背丈は180ほどだろうか、暗闇を写したかのような髪と目に星々の輝きを写し。その端正な顔は何かを悟ったかのように落ち着きを保っている。堂々としたその佇まいと仕草はその男の格の高さを感じさせた。
男の名前はアラン。不倶戴天の敵、絶対の魔王とも呼ばれた存在である。