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第二話

「夜空の星が輝いている理由知ってる?」

「惑星が強烈な光と熱を放ちながら燃えてるから?」

「それは俗説ね」

「俗説って…」

「本当はね、亡くなった人が"生きた証"を後の人々に伝えるために自らの魂を光に換えて輝いてるの。

 僕は、私は、ここにいるよ!って 心配しなくていいよ!って」

「ロマンチックだね」

「いつか私もそうなりたいなあって思うよ」

うん、と僕もうなずいた。

「そうだ写真撮ってよ。今ここにいる証」

「今だけじゃなくてこれからも、でしょ」

僕はカメラを彼女の方へと向けてシャッターを切った。最高の笑顔だった。



それからほどなくして由紀はICUの中で眠るように息を引き取った。

不思議と涙は出なかった。そうなることを心のどこかで受け入れていたからかも知れない。

失ったものはもう手に入ることはないけれど、彼女との忘れられない日々はデジタルカメラのメモリーの中にも僕の心の中にも永遠と在り続けるだろう。

それは決して失われるものではなく、僕が将来おじいさんになっても残り続ける大切な宝物。

彼女がくれた宝物。

ということで完結です。初めてということで誤字脱字読みづらい短い等はどうかご勘弁をば

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