第5話 校長の過去
この小説が連載開始から約1か月が経ちました☆
ありがとうございますっ
でも、1か月でまだ5話ですね。
ちょっと遅いですが、我慢して下さいませ。
今回は少し残酷な描写を含みます。
苦手な方はご注意ください!
なんでこんな適当な校長が授業するんだ?!
「せんせーい、質問でーす。
なんで先生が担当なんですか?」
校長の表情が少し崩れた。
「わしがやると不満かね?
これでも昔は伝説の僧侶だったんじゃ。」
そーいえば、誰かがそんなこといってたっけ。
信じられないが・・・。
「まずは実践からじゃ。」
やっぱ授業も適当だなオィ!
普通こういうのは、戦い方とか1から説明するのが筋だろ!!
「じゃあ、わしと、えーと・・・君じゃ。」
校長が指さした先には、黒目黒髪の男が・・・
「って、俺?!」
数あるクラスの人間の中でなんで俺?
「いつでもかかってくるんじゃ。」
「じゃ、遠慮なく。」
シュタタタタタ
校長の顔面を殴った。と思ったが
ガシッ!
校長は拳を受け止めた。
「やるのぉ。じゃがまだまだわしゃ老いぼれとんぞぉ。」
想像をはるかに超えて強いな。
「これはどうだ![アタップ]、[ファイルグランド]」
シュイィィィン
ボカ ボカ ボカーン!
3つの火柱の1つが校長にあたった。
「よっしゃ。」
勝ったと思って力を抜いた瞬間、
「パワーはあるが、甘いんじゃ。油断してはならぬ![ウォタル]」
ゴフッ!
直で水の玉が腹に当たり、意識を失った。
・・・リカバロ・・・
「・・・ん?」
校長と目が合った。
・・・プフッ
「コホン、なぜ君が負けたか分かるかね?」
校長は俺の目を見つめた。
「確かに君は強いが、わしが弱そうだと油断していたじゃろ。それが原因じゃ!
どんな相手も勝手に自分で判断するのは身を滅ぼすんじゃ。
みなも覚えておくように。」
キーンコーンカーンコーン
後であのとき校長は結界を張って攻撃を防ぎ、
飛んで俺の後ろに回ってから水の玉をぶつけた、とウィルトに教えてもらった。
「ああ、君とルーンちゃんは校長室にくるんじゃ。」
な、なんで?!
西塔の最上階に連れて行かれた。
バタンッ
校長は扉を閉めると、単刀直入に聞いてきた。
「まさか君がマリーの子だったんじゃなぁ。」
っ!!
「え!なんでわかったんですか?」
校長は笑顔で答えた。
「そのなんじゃな、雰囲気じゃよ、なんとなく彼女に似ておったからの。
ということは、結婚した夫のレンとかいうドラゴンの子じゃったのか。
大きくなったのぉ。」
それから、ルーンの方を見た。
「君もドラゴンだったなど、入学のときに気付かなかったのぉ。
わしの見る目も落ちたもんじゃ。」
そういって校長は高らかに笑った。
「君の父とはずいぶん会ってないが、元気にしておるか?」
「はい!お母さんと家にいます。」
親と聞いて、俺は真実を聞くことにした。
「なぜ、父と母は死んで、俺は一人だったんですか?」
校長は急に暗い顔になった。
「それはじゃな、・・・・
ryusuke side out
loit side
それは魔王を5人で倒した後のこと・・・
「アイド、これからどうするんだ?」
「決まってないさ。ロイトは?」
「俺は学校をつくろうと思ってる。
理想の学校をな。」
2人は笑顔になった。
俺は大好きなマリーの笑顔を見た。
彼女と結婚しようと思って、聞いてみた。
「マリーは結婚とか考えてる?もしよかったら俺と・・・」
「ごめんなさい、もういるの。人間じゃないけど、わたしその方と結婚するつもり。
ほんとごめんなさい。」
はじめての失恋だった。
5人はそれぞれの道を歩んだ。
だが、エルソードとマリーとはときどき会っていた。
その時はまだ知らなかった、魔王に子供がいたことなど・・・。
数年後、突然アーノルドと名乗る雄のドラゴンが、子どもを抱えて飛んできた。
「た、大変です!竜王さまとお妃さまがお亡くなりになりました!」
俺は一瞬、嘘だと思った。
「どういうことだ!?」
「王国に魔王の子供が来たのです。そしてやつはこの子を人質にしたのです。
王都、ドラディストで・・・
「リュースケを返して!」
「こんなことをしてどうなるか分かってるのか!」
レンは炎を吐こうとした。
「おっと、竜王さんよ、この子を返してほしくば、そんなことをしないほうがいいよ?」
レンは悔しそうに口をとじた。
やつはマリーを指さした。
「お前らのせいで、僕のお父さんは死んだんだぁ!父親を殺された気持ち、
わかんのかぁ!!ああ?アーリーとかいう魔術師は殺したよ。死にざまは最高だったねぇ。
僕が望むのは、お前らの死だ。自殺してくれればこの子の命は助けてやる。」
2人はすぐに答えを出した。
「いいでしょう。だからリュースケを傷一つつけないように。」
「さあ、さっさと僕の前で消えろ!」
「あなた、愛してる。」
「俺もだ。」
そう言い残し、2人は自分の腹に突き刺した。
グシャッ!
2人の赤い液体が飛び散った。
「ふはははは。父の仇をうったぞ。」
そういったとき、突如やつの体に光が取り巻いた。
「ちくしょおぉぉぉ!あの賢者、封印の罠しかけやがったなぁぁぁ?!
ぐはあぁぁぁぁぁぁ!!」
そうしてやつは封印された。
・・・というわけで、この子を連れてきたのです。」
「そうか、アーリーとマリーは死んだか。」
友を2人失ったことを1度に知らされた。
「もし封印が解けたとき、この子も狙われる。
この子を科界に送るんだ!」
「はい!」
そうして俺はリュースケという子を、科界に送った。
loit side out
ryusuke side
「・・・そういうことだったんですか。
俺のせいで父と母は死んだんですね。」
俺が死んでいれば、助かった。
そう考えると、胸が痛くなった。
「いや、君は悪くない。悪いのは魔王の子じゃよ。」
校長がやさしく手をかけてくれた。
「もう今日は帰るんじゃ。そして明日も学校に来るんじゃぞ。」
ルーンとユータと3人で家に帰ることにした。
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