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Go to Magic World  作者: 彦星
第1章
8/14

第4話 初登校&初授業

やっとテスト期間おわりましたぁ♪


いや~、今年はあの(ほとんど)誰しもが通る道、

高校受検が待ってるんです!


ちなみに豆知識入れておくと、

私立は「受験」、公立は「受検」が

正しいそうです。知ってたらスマソ




戦闘シーンほんの少しありますが、グロくはないと思われます。

今日は待ちに待った登校日。


3人で登校時間10分の道を歩く。


緊張するなぁ。




「俺、授業ついていけるやろか?」


裕太が心配そうに言った。



「ユータさんならいけると思いますよ。」




「あ、ありがとう。なんか1年生みたいな気分やな。」





そうこうしているうちに学校に到着。




「で、でかすぎるやろ!」




「そっか、裕太まだ見てなかったのか。」







東塔の3階に、2-Dと書かれた札が掛けてあった。





教室では・・・








「今日は転入生が二人来ます。皆さん仲良くしてくださいね♡」


ワイワイガヤガヤ・・・



「静かに!では、入ってきてください。」



がらがらがらー


教室の扉を開けた。




一番最初にルーンから自己紹介した。



「はじめまして、ルーン・アーノルドです。好きな食べ物はユニコーンの肉で、

趣味は読書です。これからお世話になりますが、よろしくお願いします。」



「「「かわいぃぃぃ!付き合ってくれー!!」」」



誰もユニコーンの肉に関しては言わないのだろうか?

人間は普通ユニコーンの肉なんか食わないだろ!!




「えー、同じく入ってきた佐藤竜介・・・じゃなかった、

リュースケ・サトーです。よろです。」



「「「かっこいい!黒い瞳が素敵。」」」


女子の声が飛び交う中で、男子からは


「「「イケメン死ねぇぇぇぇぇぇ!」」」


とまあ、ブーイングの嵐がおこった。

なんかこのクラス疲れる・・・




「そういえば君は誰ですか?校長からは転入生は2人と聞いていたんですけど?」


そういえば、忘れていた!



「ええと、彼はリュースケ様のお友達で、ユータ・カワシマです。

彼もこの学校に入学したいんですが、いいですか?」



そんなの、いいわけがn・・



「いいですよ。大歓迎です♡」



・・・もうこの学校だめだ。適当すぎる!

あと、あの教師は語尾にハートマークつけるのどうにかならないのだろうか?




キーンコーンカーンコーン


「これでホームルームを終わります♡」



このあと3人はクラスの皆から質問攻めがあったのは言うまでもない。



まだ授業が始まってないのに疲労が・・・




キーンコーンカーンコーン 


チャイムが鳴ると、眼鏡をかけた教師が入ってきた。


ええと、一時間目は歴史か。



「席に着け、授業をはじめる。教科書125ページを開け。」



「っ!教科書無い!」



ルーンがちょんちょんと肩をつついてきた。



「段取りはしてありますよ☆」


ルーンはかばんから教科書全教科を3セット取り出した。



よくやったルーン!ナイス!!



「えー、今から約50年前、突如魔王が現れた。魔王はこの世界を支配した。

妖精は魔王の手によって滅ぼされ、人間やエルフなど、さまざまな種族を奴隷の

ように扱った。このような時代を暗黒の時代と呼ぶ。その後暗黒の時代は30年間続く。

人々は魔王の苦しみから逃れようと立ち向かった。だが魔王に逆らったものは

皆殺しにされた。そして今から20年前、伝説の勇者様御一行が立ち上がった。

勇者『アイド・キングスリー』、剣士『エルソード・ラトゥール』、

魔術師『アーリー・ローレンス』、賢者『マリー・サトー』、僧侶『ロイト・ナトリア』

この5人のお方は次々と魔王軍を倒し、ついに1年後、魔王は倒された。かくして

世界に平和が戻り、勇者の栄光を称え国名を「ウィルト王国」から「アイド王国」に

変わった。というのが、勇者の歴史だ。って、みんな寝るなぁ!起きろー!」



いや先生、話長すぎません?

10行もぶっとーしでしゃべってますよ?

読者の方、読むのとばしていただいて結構です☆



「ここはテストに出すからな。」




その後も授業は続いた。





キーンコーンカーンコーン



やっと終わったー


「授業、新鮮でおもろかったなあ?

校長が伝説の僧侶やったなんてなぁ。」



・・・裕太、授業が面白いだと?!

お前の頭どーかしてるぜ!





国語の時間は意味不明だった。


翻訳魔法は話すのには対応しているが、読解・書取は自力ということらしい。









昼休憩、金髪イケメンが俺のもとにやってきた。



「我と戦え!」





何いってんの、この人?



「貴様、聞いているのか?逃げたら許さないぞ!」



めんどくさいことに巻き込まれたぁ。





闘技場に強制で連れて行かれた・・・




「我から行くぞ」



シュババババ!


ものすごい勢いで走ってきた。



ビュッ バシッ! ヒュッ



かろうじてパンチをよけた。



「なかなかやるな。だがこれはどうかな?[ファイル]」


バムッ バムッ バムッ!


火の玉を3つも撃ってきた。


「あぶねっ[ウォータルス]」


水で火を包み込み、消火した。


「我の火玉を止めるだと!?」




「強いけど、今度はこっちから行かせてもらう。」


俺は休憩中に教科書で覚えた呪文を唱えた。


「[サンダラグランド]」


「なに、上級魔法だと!そんなこと・・・」


バチバチバチ、ドカーーン!


チッ、よけられた。




次は敵に当てようと思ったその時、


「何やってるんですか!!」



ん?ルーン?なんでここにいるんだ?



「さっきは止めに入ったものの、あなたが暴走したらこの学校どころか

国の1個や2個ぐらい簡単に壊しちゃうんですからね!」


あっちが勝手に仕掛けてきたんですけど?



ルーンはまだ話を続けた。


「それにこの方はこの国の王子なんですからね!」


そうだったのか、どうりで強いわけだ。


「いかにも、我は2-Dのウィルト25世だ。

貴様強いな、我の友にならぬか?」


「俺も同じクラスだ。もちろん友になろう。」


ウィルトと握手をした。





キーンコーンカーンコーン


友情のチャイムが鳴ったようだった。







「リュースケ様、授業遅れますよ?」


「ああ!忘れてた!次の授業は戦闘か。」


ん?ちょっと待てよ?

たしか移動教室だったような・・・



「何をあわてておる?ここは闘技場だぞ?」



「あ、そうでした。」










校長が入ってきた。


「授業を始める。」








え、戦闘はこの適当校長なのかぁ!!


補足:[ファイル]…火の玉を火の玉を相手に投げつける魔法

   火属性、中級魔法、消費MP5000。

   [ウォータルス]…水の壁をつくる魔法。

   水属性、中級魔法、消費MP9000。

   [サンダラグランド]…雷雲をつくり、巨大な雷を当てる魔法。

   雷属性、上級魔法、消費MP3万。



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