第1話 魔法界へ
ご覧くださった方の数が予想を遥かに超えてました。ワーイ\(^o^)/
ちなみに予想は3人くらいでした。
「低っ」とか思わないでくださいよ?私の中ではものすごいことだと思ってますからね。
そんな暇人様のためにも続きます。
暇人なんて呼んですいません•••。
「食われるー!!!」
思えば短い人生だったなぁ。
こんなところで空想の生き物に食べられて死ぬなんて•••。
「うえーん、ママぁ~」(某猫型ロボットマンガのお金持ちの少年風に)
ホワイトドラゴンが話しかけてきた。
<あの~、なんか勘違いしてませんか?>
<え!?食べるんじゃないの?>
<いやあの、ドラゴンは人間を食べないですよ?
というか、あなたもドラゴンですよ?>
••••••••••。
何を言ってるんでしょうか?
理解不能ですねぇ。この人•••
じゃなかった、この竜、頭おかしいんじゃないのか?
<え、もしかして知らなかったんですか?!
ご自分が次期竜王だということを。」
<知らないも何も、そんなこと信じられる訳ねーだろ。>
〈[カイテス]〉
ホワイトドラゴンは人間の姿になった。
<はぁ~。仕方ない、この方法を使いましょう。>
彼女はカバン(前から持っていた設定)から赤い果実を取り出した。
表面はチクチクしていて、ちょっと不気味だった。
どこかでみたことがあると思ったら、
テレビで見たドラゴンフルーツにそっくりだった。
というか、それです。
それを彼女は二つに割って俺に差し出した。
<これ食べて下さい♪>
言われるように食べた。食べなきゃ食べられる気がしたんだ。
決して言いなりになったとかそんなんじゃないことないんだからな。OTZ
ぱくっと一口食べてみた。口の中にほのかな酸味と甘味が広がった。
結構おいしいじゃん☆
次の瞬間、心臓がドクンと脈を打った。
「うっ!!!うわあぁぁぁぁぁ~!!!」
か、身体が熱い!
全身で何かが起こっているのがわかった。
瞳孔が縦長くなり、胴体も長くなった。
背中からは黒い翼が生え、腕と足は短く、爪は長くなった。
そして角が生えると全身が黒い鱗に包まれた。
ブ、ブラックドラゴン?!
<これで信じました?つまりですね、あなたのお父様、
レン・ドラゴン様は竜王国の竜王で、あなたのお母様、
マリー•ドラゴン様は伝説の賢者です。
お二人共、10年以上前に亡くなりましたが•••••。
だから、リュースケ様は人と竜のハーフです。
ちなみに呪文なしで人間になれますが、
ドラゴンフルーツ食べるか、感情が暴走すると
ドラゴンに戻りますからね。>
もうどんな事実でも驚かないかもしれない。
<で、そのルーンさんは何しにきたんだ?>
<あ、ルーンでいいです。私、あなたにお仕えする身ですから。
で、リュースケ様には次期竜王として、勉強してもらいます。
ちなみに、王国の国民のため、拒否権はありませんからね☆>
もう勝手にしてください。こっちはいろいろパニクってるんだよ!
<で、どこいきゃいいの?>
<魔法界のアイド王国です。>
え、その竜王国ってとこに行くんじゃないのか?と思った方、
説明しておくと、竜王国に学校はありません。
というか、国民全員ドラゴンなんで、必要性がありません。
ということです。
<では、行きますよ。[ミグリニストアリア]>
グオングオングオン
ヒュルルルルル~ドーン!
••••意識が遠のいていく••••••••••。
気がつくと、地面の上で寝ていた。ルーンと手をつないで••••。
ルーンは息を切らしながら、頬を赤らめた。
<ハァハァ、結構魔力消費しました。
•••••い、行きましょうか••••。
その前に翻訳魔法かけておきましょう。[ ]>
ルーンは空中で指で円を描いた。
「あれ、呪文唱えないのか?」
「無属性は呪文唱える必要ないんですよ。
あ、この際、魔法のstudy timeにしましょうか。
魔法はみんな使える無•古の2属性と、
その人によって使えるのが違う火•水•雷•風•木の基本五魔法、光•闇の上級ニ魔法、
合わせて7属性があります。
たいがい一人1属性ですが、2つ以上属性がある人もいます。竜は必ず火属性は持ってます。ちなみに私は火•闇です。
属性にはそれぞれの特徴があります。
また、その属性ごとに下級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法とあり、
上がるにつれて消費魔力も多くなります。
人によって持っている魔力量も違い、平均でMP1万、ベテラン賢者で10万くらいです。
って、寝てますね!」
Zzz‥‥‥。
「起きて下さい、学校にいきますよ。」
バシッ!←頬をビンタする音
王子の扱いわるいなぁ。
補足:[ミグリニストアリア]…世界渡の呪文。科学界と魔法界を行き来する。
古属性、MP10万消費。(人間はこの魔法を知らない設定。)
[指で円を描く]…翻訳呪文。無属性、MP1万消費。
世界設定の話ばかりですいません。詳しい内容はまた資料編としてまとめます。