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Go to Magic World  作者: 彦星
第1章
12/14

第8話 夏休みⅠ

しばらく空けてましたことをお詫び申しあげます。


しかし、将来がかかっているので、今後も長いこと更新しないと

思います。



連載停止はしないですよ♪

俺たちは、海までの移動手段について話し合っていた。




「で、南にある海までどうやって行くの?」


「俺とルーンの背中に乗って行くってのは?」


飛んで行けば、30分以下で着くだろう。


「はぁ!?乗ってどうすんや?」


「だから背中に乗って飛ん「わぁーわぁー!!」ん?」


ルーンは大声で叫んだ。その声は、部屋いっぱいに響いた。


『言っちゃだめですよー!』


『そっかそっか、うかつだった。』



「やはり、歩くしかないんじゃないでしょうか?」


「無理やろ。そこまで50kmあるんやで?!」


みんなはため息をついた。ウィルトを除いて…



さっきからウィルトは黙りこくっていたが、落ち込んでいるわけではなく、

どこか嬉しいことを隠しているような様子だ。


「王子も何かいい方法ない?」


メアリーが質問すると、待ってましたとばかりに答えた。


「ハッハッハ、まかせたまえ!我にはこれがある。」


そう言って取り出したのは、薄くて赤いじゅうたんだった。

そのじゅうたんには、いかにも高級感あふれる刺繍が施してあり、

ちょうど5人が乗れるほどの大きさである。


「これ、いくらしたんだ?」


俺は恐る恐るきいてみた。

最低でも100万円はするだろう。


「150Gくらいだが。」


ウィルトはさらっと答えた。俺はさっと計算した。


えーっと、1Gは10万円で、150Gは1500万円かぁ~





…イヤイヤイヤ、桁違いじゃねーか!!もはや国宝級だろ?!恐れ多くて乗れねーよ!





結局、他に行く手段が見つからなかったので、ウィルトのじゅうたんで行くことになった。


「ええと、持ち物は水着とテントと水筒と食材と武器と…これでよし♪」


「よくねーよ!!」


おもわず突っ込んでしまった。


「なんで武器なんかいるんだよ?!」


「護身用です。さあどうぞ。」


そういって、裕太は短剣を、俺は漆黒の剣(jet black sord)を渡された。

俺は剣をしぶしぶ腰にさした。





じゅうたんは心地よかったが、なんとか傷をつけまいと必死になりすぎて、

ぜんぜん楽しめなかった…。



1時間ほどじゅうたんでとんでいると、磯の香りが鼻をついた。


青い海に青い空、そして白い砂…



海キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━




「私たちは更衣室で水着に着替えてくるので、先に遊んでいてください。」



俺たちは海に飛び込んだ。


魔界は科界とちがって環境汚染がない。そもそも汚染させる物がないのだ。

よって、汚れというものを知らないここの海は透き通っていて、浅いところは

海底が見えるほどである。



しばらくすると、女子たちが帰ってきた。


ルーンは白と黒でフリフリがついた水着、メアリーは青の水玉模様の水着を着ていた。

そしてとても輝いていた!ってない言ってんだ俺?!


「おまたせ~。ユータ、似合ってるかしら?」



ぶぶ―――――っ!

メアリーが裕太に聞くと、裕太は鼻血を出して倒れた。


「私、何かしたかしら?」


「君たちが眩し過ぎたんだ☆まあ、我ほどではないがな♪」


「ユータさん、大丈夫ですか?」


「我を無視する気か?」


「私たち、ユータをテントまで運んでくるわ。」


「………。」



メアリーとルーンは裕太を浮遊魔法で運んで行った。

ウィルトはその場で崩れ落ちていた…。


自業自得だな。



1時間後、祐太が復活した。


「なあ、みんなでさ、あの島まで競争しよーや。」


多数決をとり、4対1で賛成に決定した。

(その1が俺であることは言うまでもないが。)


全員が砂浜に着く。緊迫した空気が流れ、辺りがしんとなる。


「よ―――い、ドン!」


5人が一斉に小島に向かって泳ぎ始めた。

が、俺は競争などしたくなかったから、適当に泳いでいた。


隣で女たちの壮絶な戦いが繰り広げられてるとも知らずに……




ryusuke side out










mary side


「よ―――い、ドン!」


私は思いっきり地面を蹴った。水泳には自信があった。


100m自由形で34.2の記録は、みんなに恐れられるほどだったから、この女には勝てる!

そう確信した。



100mほど泳いだところで、辺りを見回した。


「ふん、竜といえども、私には勝てなかったようね。」


なぜこんなにルーンに敵意むき出しなのか、自分でもわからないが、あの気持ちは

忘れることができなかった。


いつもリュースケにつきまとって親しく話している姿を見ると、胸の奥が苦しくなった。

「私より、ルーンのほうがリュースケとつきあいが長いんだから」と自分に

言い聞かせるが、このままではリュースケがとられると思ってしまった。だからこそ、

アピールして、あの女に勝つと誓った。



余裕で泳いでいると、10mほど先でルーンが水上に出てきた。


「お先に~。ふふふ♪」


「そんな、100m以上潜水なんて、ありえないわ!」


「ここまで30秒ほどで泳ぐあなたに言われたくないですね。」


「負けないわよー!」


「私のほうこそー!」


足を動かす速さを2倍にした。負けるわけにはいかない!



最初はルーンが勝っていたが、徐々にメアリーが優勢になり、追い抜いた。

すると、ルーンも負けじと、メアリーを追い抜いた。




そうこうしていると、小島が見えてきた。ラストスパート、全力で泳いだ。

時速100kmはあったと思う。



タンッ


二人が同時に岩に手をついた。


「私が先だったわ!」


「私が先です!」


「あきらかに私よ。私のほうが速かったわ!!」


「じゃあ、リュースケ様に決めてもらいましょ。」



往生際悪いわね~。まあでも、リュースケは私を選ぶわ。絶対そうよ!



3分後に、王子、ユータの順番でついた。



5分後、ゆーっくりゆーっくりとリュースケがついた。

ふふ、いよいよ私が勝つ時だわ。


mary side out













ryusuke side


小島に着くと、ルーンとメアリーがにらみ合っていた。なにやら険悪なムードが

流れているのが察知できた。

さて、どうすっかな。


「私とルーン、どっちが速かった?」


…はい?


「だ・か・ら私とメアリーさん、どっちが速かったかってきいてるんです!」


「いや俺見てないからしらねーし。」



二人茫然としたが、徐々に表情が怒りに変わっていった。


「……信じられない。」


「…最低です。」


…はい?どういうことだ?だれか説明してくれ!

俺まずいこと言ったかぁ?



バチンッ バッシャーン!


Wパンチを食らった後で、海に突き落とされた。




夜はBBQをした。あいかわらずふたりは怒っていた。


裕太がふと言った。


「あ、チャッ○マンないやん!」


そういえばそうだ。まるっきり忘れていた。


「チャッ○マン??なんですかそれ?それよりも火つけるんで、リュースケ様と

ウィルト様は風の魔法で手伝って下さい。」


[ファイ]


まきに火が付き、パチパチと音をたてて燃え始めた。火はゆらゆらと踊っているように

見えた。


[[ウィン]]


俺とウィルトは風を送り込む。


そのうち、網の上の肉がこんがり焼けてきて、あたり一面にいいにおいが広がった。


「さあ、じゃんじゃん食べちゃって!まだまだあるから。」




途中まで気にしないで食べていたが、だんだんルーンの食べ方が気になっていった。


「なあ、おまえもっと丁寧に食べろよ~。」


するとルーンは口に油をたっぷりつけながら言った。


「いいじゃないですか、がつがつ、おいしいんですから。パクパク、ちょっとストレスが

溜まっているんです。はむはむ、早くしないと、がつがつ、無くなっちゃいますよ~」


はぁ~、なんか女子ってこうじゃないと思う…。



夜は男女別れて寝ることになった。



「異議あり!みんなで寝た方が良いと思うのだが?」


「却下。王子なんかと寝たら、むさくるしいわよ。」



…ウィルト撃沈。 乙でーすw




俺は布団にもぐるが、眠れないでいた。


「なあ、何かおもしろい話はないか?」


ウィルトが急に尋ねた。


「怪談話やったらあるで。」


「ほう、話してみよ。」


「ある学校に、クラスでいじめられてる子がおってん。でな、その子はある日嫌になって

首吊って自殺してん。その日からクラスのみんなは、いつも変な空気が流れていたねん。




「なあ匠、今日肝試ししねーか?」


「いややめとくよ。最近この学校でも幽霊みたいなものいるっていうし。」


「はは、びびっとんか?まあいいけどな。」


「び、びびってなんかない!よし、僕も行く!」



だがこのとき断っておけばよかったと、僕は後悔した。



深夜0時、裏の門から学校に侵入した。


廊下を歩いていると、なぜか後ろから視線を感じた。

しかし当然、振り返っても誰もいない。


コト コト コト


二人の足音だけが廊下に響いた。


「な、なあ、だれか後ろからいるような気がするんだけど?」


「気のせいだろ。それより、ここはいるぞ。」



ガラガラガラ


扉を開けると、生温か~い風が吹いた。背筋がゾクッとした。


「なんか変だよ。やっぱりやめよう。それにこの部屋ってあの子が自殺した…」


「ここまできて何言ってんだよ。ほら行くぞ。」



背筋が凍りつくような思いで部屋に入ると、僕らは叫んだ!」


祐太は顔の下から懐中電灯を当てて言った。


「なななな、何と叫んだんだ?!」


ウィルトはガタガタ震えていた。意外とこういうのに弱いのか?


「でな、2人はこう叫んでん。「怨念がおんねん!」と!!」


「「……。」」





…オチギャグかよ!ホラーでも何でもねーじゃねーか!!


3人は裕太のしょーもないギャグで眠りについた。




後書きゲスト登場コーナー!


今回のゲストは、ルーンちゃんです。


「よろしくおねがいします。」


さてですが、思うことはありますか?


「題名をかえたほうが良いと思います。」


なぜにー!!


「いやあの、文法的に変です。日本語訳が「魔界へ行こう」のつもり

なら、「Let's go to MagicWorld」ですよ。このままだと「魔界へ

行け!」になりますよ?」


なるほど、ごもっともな意見ですなぁ。


「2000アクセス突破記念ってことで題名を変えましょう。」


いや、2000アクセスは結構前なんだけど…

一人じゃ決められないなぁ~。


てことで、


1、きちんと「Let's」を入れるべきだ!

2、このままでいいです~

3、もっとマシな題名考えろ!

4、作者はセンスないから俺が決めてやるよ♪

5、小説やめろ


を番号書いて(4はその題名も)、送ってくださいませ。

よろしくお願いします。


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