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「もし」シリーズ

まるで絵本のような

作者: 笛伊豆
掲載日:2026/04/21

乙女ゲームや乙女ゲーム小説の世界に転生する話はもう飽き飽きしたなと考えていて思いつきました。

2~3歳児向け(笑)。

(第一幕)

 ふと気づくと私は豪華な広間に立っていた。

 天井が高い。

 見回してみると前後左右の壁が遠い。

 アーチ型の大きな窓が並んでいる。

 そして着飾った男女が揃ってこっちを見ている。

 目の前には超絶イケメン……というか、何か西洋時代劇の役者みたいな服を着たキラキラしい男が熱っぽい目で私を見ていた。


 ええと……私はシンデレラ。

 そうなの?

 確かサンドリヨンとかじゃなかったっけ?

 灰かぶり姫という意味で。


(第二幕)

 すると目の前の空間に画像が浮かび上がった。

 古着を着て部屋や暖炉を掃除する私。

 義母や義姉たちが豪華な食事をとっている食堂の隅で黒パンを食べる私。

 なぜか馬車に乗っているドレス姿の私。

 お城の舞踏会に一人で参加する私。


 目の前のイケメンが何か言った途端、私は反射的に走り出して階段を駆け下りた。

 転びそうになって靴が脱げてしまって。

 全力疾走でお城を抜け出して。


(第三幕)

 気がついたら自分のお屋敷にいて、イケメンに靴を履かされているところだった。

 ガラスの靴って履きにくそうだな、と思ったんだけど。


(第四幕)

 一瞬で視界が開けて、私は着飾ってお城のバルコニーにいた。

 イケメンに手を取られていて眼下の民衆はみんな笑顔だ。

 イケメンと一緒に手を振る。


 ああ、そうか。

 ここは乙女ゲームの世界、じゃなくて絵本の世界だ。

 それも幼児向け。

 だから4ページしかないのか。


 そして意識がプツンと切れた。


(END)

強制力なんてレベルじゃないですよねもう。

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