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ドワーフの造る力エグッ!

「さあさあ救世主様、どうぞ」


「あ、ああ」


「ルリカさんも、どうぞこちらを」


「あ、ありがとう……ございます」


「レカちゃんには……おい、甘い菓子なんか持って来てくれ!」


「おう!」


 なんか……すっごいもてなされてる。


「イイジマ! これ凄い美味しいわよ!」


「おっ! こいつは……」


 目の前にあったのは『ビビヘビの丸焼き』だ。


 こいつはマジ美味い蛇なのだが、洞窟とから辺にしかいないから中々見つからない。


 それを食べられるとは……やったぜ。


「もぐもぐ」


 うん、美味い。


「レカちゃん、これなんかどうだ?」


「美味しー!」


 その時渡したドワーフが小さくガッツポーズを取ったのを俺は見逃さなかった。


「いやーほんとイイジマさんが来てくれて助かった」


 後ろの方にいたギーダが肩を掴んでそう言う。


「あれくらいならお安いご用だ。というか、こんなにもてなして貰って良いのか?」


「当たり前ですぁ! イイジマさんは自分の凄さが分かってねぇ!

 一時間くらいであの人数を治療できる人族なんておらん!

 つーか他の種族にもおらんだろうなぁ……いや、森人族(エルフ)ならあるいは……」


「森人族か」


 森人族は〝一応〟魔法に長けまくった種族だからあり得る話か。


「ま、取り敢えず今はこの食事を楽しんでくれ!」


「そうするよ」


 という訳で目の前にあるご馳走をたべまくる。


「良い食べっぷりだなぁ! ほらどんどん食べてくれ!」


 次々と料理が運ばれてくる。


 ……食べ切れるかなこれ……。





「げっふ」


 腹が……腹が千切れる……。


「イイジマさん凄いなぁ! あの量を食えるとは思って無かったぜ!」


「うぅっ……」


「大丈夫イイジマ?」


「だいじょぶー?」


「なん……とか……」


 こればっかりは【超回復】しても意味が無いから我慢するっきゃない。


「ギ、ギーダ……」


「ん? どうした?」


「トイレは……どこだ……?」


「あぁあトイレか! こっちだ! 肩貸すぜ!」


「ありがとう……」


 その後トイレに案内して貰ったのだが


「うおおおぉぉ……」


 トイレの内装(ナイソー)、めちゃ綺麗(キレー)


 高級ホテルのような雰囲気だ。


 ドワーフさん達……ここ一応ダンジョンなんだよね?


 ダンジョンが高級ホテルの様なトイレになってるって聞いた事無いぞ?


 取り敢えず洋式トイレに座って扉の鍵を閉める。


 ……トイレの便座が暖かいだと!?


 暖房便座(ウォームレット)があるって……いや本当ドワーフの造る力どうなってるんだ……。


 そして色々事を済ませて、いざトイレットペーパーを使おうとした時に、気付いた。


 右の壁に……トイレの色々な設定が出来るボタンがある。


 うぉいうぉいウォシュレットって書いてあるボタンあるぞ!?


 え、ちょっと押してみるか。


 便器の中からウィーンと音がして、尻に温水が当たる。


「うおおっ」


 マジで出て来た! 凄ぇ!


 しっかりと堪能(たんのう)して尻を拭く。


 いやー……こっちで暖房便座とウォシュレットを経験出来るとは……。


 スッキリとした気分でトイレを出る。


「イイジマさん、大丈夫でしたか?」


「ああ、というか内装凄すぎないか?」


「まああのトイレは結構こだわられて作られたやつだからな」


「そうなのか」


「あぁそうだイイジマさん、ウォシュレットってやつやったかい?」


「やった」


「どうだった」


「最高」


「だよな!」


 その後、俺らはウォシュレットを語り合いまくるという側から見たら中々にヤバい事をした。


「じゃあ俺は居住区の方に行くよ、ギーダは?」


「俺は仕事がまだあるから仕事場の方に行く。じゃあまた明日な」


「ああ、また明日な」


 ギーダと別れて俺らの部屋へと戻る。


 あぁそうだ、部屋について言ってなかったな。


 まず広さは12LLDDKK。


 うん、この時点でエグい。


 そしてベランダからはこのダンジョンの町を見渡す事ができ、お風呂はほぼプール。


 というかプールが何故か二個もついてる。


 キッチンだけでもかなりの広さで、ベットに至ってはあの魔王城の時に泊まった部屋のベットくらい大きい。


 要するに、大大大豪邸だ。


「あっ、おかえりイイジマ」


「おかえりー」


 二人ともソファーに寝っ転がっていて、凄いダラーンとしている。


「ただいま」


「お腹は大丈夫?」


「何とかな。てかトイレやばかったぞ」


「こっちのトイレも凄いわよ、まるで王宮のトイレ」


「王宮のトイレか……こっちじゃ確かにそんな例えにもなるか」


「イイジマー! これ美味しーよー!」


「お前はあの料理の後なのにまだ食べるのか……」


 そんな事を言いつつ自分の部屋に入る。


 うん、何畳(なんじょう)あるんだこれ。


 取り敢えず今日はかなり疲れたしこのまま寝よう。


 服を脱いで下着だけになる。


 風呂は……まあ明日で良いか。


 そのまま俺は超巨大ベットで寝るのだった。


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