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いちいち下に行く為の階段に行くのってめんどくね?

「美味いなこれ」


「ええ、とても美味しいわね」


「美味しー!」


 俺らは今宿屋の食堂にて朝食を食べている。


 メニューはサラダと魚と米。


 うん、THE・朝飯って感じのメニューだな。


 味噌汁無いけど。


「ドレッシングいるか?」


「いるー!」


 多分胡麻(ゴマ)ドレッシングなのをかけてあげて自分のにもかける。


 ……オニオンだこれ。


「ドレッシング、私にも頂戴」


「はいよ」


 ルリカもドレッシングをサラダにかけて、ご飯にも……


「ん!?」


「え、何?」


「ちょ、おま、それご飯にかけんの!?」


「何事も挑戦よ挑戦!」


「しょぼすぎる挑戦だな!」


 てかかけたらどんな味になるのか気になってきたわ!


「ちょっと貸してくれ」


 ルリカの手からドレッシングを取ってご飯に少しかける。


 そして食べてみる。


「…………イケん事もない」


 意外と美味しかった。


「でしょー! 何事も頂戴なのよ!」


「今回のは普通に何も言い返せねぇ……」


「私もそれ食べたーい!」


 レカのにも少しかける。


「ん〜……普通!」


「普通か〜」


 一応魚にもかけたりして朝食を食べ終わる。


「さてと、今日もダンジョン系のクエストやるか」


「まあそれしか無いものね」


「どんなのやるのー?」


「冒険者ギルドに行ってからのお楽しみだ」


 食堂を出て、冒険者ギルドの掲示板の前へ行く。


「何層くらいが良いんだろうな……」


「簡単で報酬が良いのが良いわよね」


「これー!」


 レカが手に取ったのは


『ベーナダンジョン10層目未開拓地探索』


 というものだった。


 ……うん? 未開拓地?


「なあ」


「ん? なんだ?」


 周りの冒険者に声をかける。


「そのぉー、ベーナダンジョンの開拓された層って今何層目なんだ?」


「んな事も知らねぇのか、9層目だよ9層目」


 ……マジかー。


「情報提供ありがとう」


 早速レカが選んでくれたクエストの紙を受付嬢に渡して受注する。


「ちょっとイイジマ!? 未開拓のダンジョンよ!? 絶対危険でいっぱいじゃない!?」


「安心しろ、んな事にはならない」


「?」


 早速ベーナダンジョンの前に行く。


「あれ? 中に入るんじゃないの?」


「まあ見てろ」


 扉の横に立って一つの石を押し込む。


 するとゴゴゴゴゴと地面から石板みたいなのが生えてくる。


「何かかっこいー!」


「な、なにその裏技(バグ)!?」


「裏技じゃない、仕様だ」


「しよう……?」


「えーと、取り敢えずこの世界の不備ではないって事だ」


「つまりこの石板みたいなのは前からずっとあったって事!?」


「そーゆー事だな」


「えぇー!」


 この石板みたいなのは所謂(いわゆる)ダンジョンのエレベーターみたいなものだ。


 石板に書かれた番号を押すとその場までワープする。


 ただ……このエレベーター少し不便なところがあって……


 10階層ずつしか選択出来ない。


 つまり10、20、30という感じで結構大雑把なのだ。


 まあもちろん裏技で下に一気にバビュンと行く事も出来るが……ミスると本当に面倒くさい事になるので俺でもあまりやらない。


「もーちょっとこっち寄ってくれ」


「このくらいかしら?」


「ああ、バッチリだ」


 この世界ではまだ10層目が発見されたばかりなので数字も10しかない。


 一応言っておくが、このベーナダンジョンの層の数は250層だ。


 現在たったの25分の1しか探索されてない。


 ……やばくね? この世界。


「んじゃ行くぞー」


 ポチッと数字を押す。


 すると地面が水色に光り出して視界が白く染まる。


 そして周りが見える様になってくると10層目の階段の前にいる。


 うん、ちゃんとワープ出来るな。


「じゃあ早速探索するか」


「え、心の準備とかは?」


「入る前にしとけよ」


 コツコツと階段を降り始める。


 レカはトテトテと降り始める。


「えぇーちょっ、待ちなさいよー!」


 ルリカも慌てて俺の横に来た。


 さてと……ベーナダンジョン10層目……


 ……暗いなぁー、真っ暗やぞ。


 階段付近は灯りが付いてるから少し見えるが、2m程先はマジで見えん。


「誰か、灯りでも持って……」


 二人とも首をブンブンと振る。


 え、マジで?


「俺も灯りとか無いんだが……」


「ど、どうするのよ!?」



 ……ど、どうしよう……。


 ストックが切れたのでこれからは一日五話投稿が出来なくなります。


 そして


『面白い!』


『気に入った!』


『続きが読みたい!』


 と思って頂けたら是非、下にある☆☆☆☆☆から作者への応援をお願いいたします!


 ブックマーク等もして頂けると本当に嬉しいです!


 作者の励みになりますので、何卒よろしくお願いします!!

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