表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
244/257

四日間何する? 二日目 午前

「へぇなるほど、そんな事があったのね〜」


 朝、宿屋の近くにあるお店にて朝食を食べている間に、昨日リレオと話したりした事を皆んなに伝えた。


「でもまあ本当に何もなくて良かったわ。本人はああ言ってるけど、本当は強力な兵器とか隠し持ってるかもだし」


「そうね……確かに一人で行ったのは危なかったわね……」


 次からは一人で付いては行かない様にしよう。


「そう言えば、皆んなは昨日どこに行っていたの?」


「私は、自分の図書館でゴロゴロしてたわ」


「私達は……街の広場や観光名所っぽい所を周ってた……」


「私はまあ、普通にイネ達と同じ様に観光だな。場所は違った様だが」


「私は商店街の方に行って……そこでリレオと出会ったわ」


「リーファは何してたの?」


「ふふふ……聞きたい? 聞きたいの?」


「え、何……」


「私……いや、私達は! デートしてたのよ!」


 そう言ってリーファがイイジマの腕を組んだ。


「「「「「!?」」」」」


「ちょぉっ!?」


 イイジマがギョッとした顔をしているが、周りの皆んなはギョッとではなくギロッとリーファの事を見る。


「そうでしょイイジマ?」


「いやまあそうと言えなくもないというかなんというかそうなんだけどそうじゃないというか……」


「イイジマ……ちょっと来て欲しいかな……」


「えっ、あっ、ちょっ!」


 少し怒った顔をしたニルがイイジマを引きずって行く。


「やれやれ、念の為私が見張っといてやろう」


 そう言って、引きずるニルを追うイネ。


 そして――


「「「「「……」」」」」


 取り残される私達。


「……ひとまず、朝ごはん食べちゃおっか」


「そ、そうね! そうしましょ!」


 そうして私達はニル達が帰ってくるまでの間、ただ朝食を食べるのであった。





「それじゃあ、いつも通りの時間に集合って事で……解散!」


 イライザのその言葉で、私達は再度分かれる。


 さてと、今日はどこに行こうかしらねぇー。


 そうだ、イネ達が観光名所に行ったって言ってたし、私もそこに行こうかしら!


 そう思った私は駆け足で観光名所っぽい所を探す為に張り出されていた地図を見た。


「観光名所っぱい所は……まず桜花爛漫(おうからんまん)公園と、ユアイ観覧車。他にも美術館とかもあるわね……」


 結構行けそうな所あるし、じゃあまずは桜花爛漫公園にでも行ってみましょうか!


 そうして私は地図に書かれてあった道を進んだ。


「おぉー……」


 流石桜花爛漫と言うだけあって、至る所に桜が咲き乱れていた。


 あれ? 今って春じゃないわよね……何で咲いてるのかしら?


「説明は……あっ、あった」


 なになに…………どうやら、この桜は夏の時以外ずっと咲き続けているらしい。


 ……いやとんでもない桜ね!? 夏以外咲くって相当よ!?


「……」


 ピトッ。と、木の幹に触れてみる。


「……綺麗ね……」


 ここが観光名所になるのも分かる気がする。


 これを見たら何というか小さな悩みなら吹っ飛んでしまいそう。


「まあ、私の悩みの場合はこれで吹っ飛ぶわけないのだけれど」


 そう言いながらも、対象は気持ちが軽くなるかなと思いつつ桜道を歩く。


 花弁がひらひらと舞い、時折顔に当たる。


 ほんと絵になる場所ね……ここで絵を描いてる人も沢山いるっぽいし……。


「さて、それじゃあそろそろ次の場所に向かうとしましょうか」


 そう言って私は次の観光名所である、ユアイ観覧車へと向かう。


「ほうほう、ここが」


 そして到着、ユアイ観覧車。


「まあ他の国にもある観覧車っぽいけど……」


 というか観覧車って大体こんな感じよね?


「えぇい! つまらなくなる話はやめよ! 一回乗ってみましょ!」


 お金を払い、観覧車に乗り込む。


「……おぉ、いい景色ね……」


 ユ国全体を見渡す事ができ、更にはユ国よりも更に向こうの景色まで見える。


「あっ、桜花爛漫公園だ。それにあそこは……私達の泊まってる宿ね」


 こう見ると意外とユ国って小さいのね……失礼だけど。


 その後三周ほど回転して、観覧車から降りる。


「ふぅ〜……」


 結構楽しめたわね。観覧車に乗るの久しぶりだったからかしら?


「それじゃあ、次は美術館に行くとしましょうか」


 そうして私は、美術館へと向かうのであった。


『面白い!』


『気に入った!』


『続きが読みたい!』


 と思って頂けたら是非、広告の下にある☆☆☆☆☆を★★★★★にして、作者への応援兼ポイント評価をお願いいたします!


 ブックマーク等もして頂けると本当に嬉しいです!


 作者の大きな励みになりますので、何卒よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ