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魔族領って地面赤いんだね……あれどっかで見覚えが

「あ、見えてきました。あれが魔族領(デーモンサイド)です」


 約四日間空飛ぶ馬車に乗り、ようやく着いたようだ。


 この四日間で色々あった。


 ドラゴンに会ったりドラゴンに会ったりり……ラ◯ュタ見つけたり……。


 まあ取り敢えず大変だった。


 そしてリレオが指さす方向には明らかに地面の色が違う大地が広がっていた。


「あれが……魔族領か……?」


 ……知らない、知らないぞあんな大地。


 魔族領は普通に紫がかった地面だったはずだ。


 なのに――


「凄い赤いんですね」


「ええ、魔族領は地面の色が赤いのと、時々かなりの強風が吹き荒れているのが特徴ですから」


 赤いんだよなぁ……地面が。


 てかこれこの間行ったテラロッサ砂漠じゃね?


 魔族領だったんかい。


 凄い速度でぶっ飛んでたから分からなかったわ。


 んで何があった魔族領。


 イメチェンしたのならもう少し良い色があったろ……。


「それでは、着地いたしましょう」


「ああ、分かった」


 馬車浮遊裏技(バグ)を解除し、降りる。


「うーん! 空気が美味くはない!」


「空気が……(よど)んでる感じがするわ……」


「今魔族領では戦いが起きていますからね……そのせいです」


 あーそのせいか。


 やっぱ戦争って良くないね、うん。


「ここから俺らはどうしたら良いんだ?」


「我々の本部へ来て頂きたいのです。

 ご安心を、全員貴方を心待ちにしています」


「この心待ちにしているっていうのは悪い意味で、か?」


「ははは、良い意味で、ですよ」


 そう言って歩き始める。


 馬車はこの先使えないらしい。


 どうやら戦場の横を通るから念の為、だそうで。


 あぁーテレポートしたい!


 でもバレると怖い!


 こんな事なら体力付けとくんだった……。


「ここから大体どれくらいだ?」


「大体四時間ほどで着きます」


「なら、さっさと行っちゃおう」


 というか俺がこの間落ちたのってどこら辺だったんだろ?


 一応植物が生えてはいるが……。


 少なくともここら辺ではない。


 なんか植物の種類が違う。


「どうされましたかな?」


「いや、何でもない」


 また歩き出して、戦場付近に来た。


「ここからは少し警戒して下さい。攻撃してくる(やから)がいるかもしれません」


「分かった」


「分かったわ」


 慎重に進んでいると、近くで何かが爆発する音がした。


「やっぱドンパチやってんのな」


「サッサと行ってしまいましょう、お互い死ぬのは嫌でしょう?」


「そうだな」


 そう言って進もうとした矢先。


「あれぇ? リレオさんじゃないっすかー!」


 金髪の魔族がこっちに飛んできた。


 即銃を構える。


「ご安心を、彼は仲間です」


「ソイツが援軍か?」


「そうです」


「……強いのか?」


「彼らはジョン・レルガを倒しています」


「うっそぉ!?」


 信じられないといった目で俺らを見てくる。


「取り敢えず、俺はラーシャレ・ヴァット。シャレとでも呼んでくれ」


「よろしくシャレ、俺はイイジマ。彼女はルリカだ」


「イイジマ……ルリカ……覚えとくぜ!」


 そう言ってバサァっと黒い翼を生やして飛んでいった。


「あの翼が彼の固有スキルでしてね……飛べるというのは非常に羨ましいです……」


「へぇー……便利だなぁ……」


 空飛べるって事は奇襲なんかも出来る。


 マジで飛べるのと飛べないでは機動力が文字通り天と地の差がある。


 まあ俺も裏技使えば飛べるんだけどね。


「急いで行きましょう、ラーシャレだったから良かったものの敵だったら大変でしたので」


 早く移動するため小走りで移動した。





「ここです」


 テントの様な場所に案内される。


「あっ、リレオさんお帰りになられ……誰ですか!?」


 緑色の髪をした魔族にかなり刀身が長い剣を向けられる。


「安心しなさい、援軍に来て下さった方です」


「あぁ、そちらが……申し訳ございません」


「大丈夫だ」


「彼はイイジマさん、彼女はルリカさんだ」


「私は魔王支持派の幹部の一人のルチュード・バーレットと言います! よろしくお願いします!」


「よろしく」


「よろしくお願いします」


 お互い挨拶を交わして、早速今後の事を話すのだった。


『面白い!』


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