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帝国と皇国と王国と公国とあと共和国

帝国と皇国と王国と公国とあと共和国


一般的にナーロッパ的小説における舞台は王国であることが多い。対して、敵やライバルには帝国が多い。


まぁ、その理由はその殆どが帝国という名称へのイメージによるモノだと思う。


一般的に帝国と言えば、枕詞に「悪の」が付くことが多い。また、強大な国家=帝国というイメージがある。スターウォーズでは帝国はその両方で語られるからこそ、物語が盛り上がるわけだ。まぁ、私はスターウォーズなんて見たことないがな。


また、帝国には有能かつ豊富な人材が存在し、それが故に国力の差を示す象徴になっている。


けれど、逆に王国という存在はどうかと聞かれたら、「弱小」「衰退」「小国」「滅亡寸前」というイメージが付いていることが多いと答えるべきだろう。また、対比して「善」「正義」という印象があるとも言えるだろう。


つまり、一種のテンプレートによって使い分けされていることになる。


では、皇国とか公国はどうかと言えば、前者は帝国の「悪」イメージを多少減じた感じに見えるそれで、後者は分離独立若しくは反乱による独立というイメージが付いているように思える。ジオン公国によってそのイメージが付いているような気がする。従って、軍事国家であったりその国力が歪であったりすることが多い。


以上を踏まえて主人公サイドにとってプラスのイメージをつける意図では王国を称することが望ましいと言えるだろう。まぁ、王国スタートで帝国に発展するそれも中にはあるわけだが。


逆に帝国スタートの主人公の場合、星界シリーズや銀英伝とかが有名であろう。これらの場合、帝国の王女(→皇太女)と伯爵公子(→伯爵)が宇宙戦争を二人三脚で戦い抜くそれであったり、野心あふれる伯爵提督が内外の敵との抗争を経て下剋上を果たすそれであったりして、最初から元首スタートではないのは共通している。


流石に皇帝スタートではスタート時の与えられる権力が大き過ぎて面白くないというそれがあるのは間違いないだろう。


あと、共和国。


これ、個人的に面白くない。デモクラシーで成り上がる奴なんて基本的にはポピュリストであって個人的にこんなロクデナシが主人公などと言うのは許せない。むしろ、こういう輩を葬ることこそ帝国や王国に課せられた義務だとすら思っている。


そして、飛躍することはほぼ無い。議会制なんて小説においては「なにもしない」「なにもできない」の代名詞。そんな存在は戦乱の世ではまな板の鯉でしかない。

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