一揆煽動
葛西大崎一揆
主人公・敵のどちらの側であっても有効なイベントとして失った領土若しくは得たい領土における一揆煽動である。史実ベースで考えると葛西大崎一揆が丁度良い例になるだろう。
ただし、この一揆煽動は非常に大きな問題がある。
仮に主人公サイドが敵方の領土に対して行う場合、成功して手に入れた際に復興するために多大な労力を支払う必要があると言うこと。場合によっては本土住民の移住による減少した人口を補填する必要がある。
計画が露見して失敗した場合は、敵国だけでなく当該地域そのものも敵に回すというリスクがある。露見せずに一揆が起きた場合、難民の発生による自領への難民流入とそれに伴う治安低下というリスクがある。
効果を発揮する土壌をつくるための前提条件を整えないといけないため、そもそも使いどころにかなり制約がある。
例えば、食糧難、不景気、通商破壊、悪政によって人心が荒廃している状態が望ましい。だが、それが起きている場合、自領にも同様の問題を抱えている可能性が高く、下手すると飛び火して自滅する恐れがある。
逆に敵サイドが主人公サイドに仕掛けてくる場合、相当に厄介な状態に陥る。話の展開次第だが、同時多発的に起きるかも知れないし、反乱にまで行き着くかも知れない。
しかし、山場にはなるので乱調という意味では効果的なイベントになる。