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君主候補スタートでのシナリオ展開の雛形案

君主側のスタートという場合、君主なのか君主候補なのか、それによって優先されるべき話が変わってくる。


君主そのものであれば、ストーリーで彼らが直面するのは国家間の駆け引きであったり、臣下との問題であったりと比較的規模のでかいストーリー展開となる。


マキャベリの君主論曰く、「苦労せずに君主になったものは多いに努力しないといけない」のそれに最初から直面することとなる。それが円満なスタートであるか突然のスタートであるかで最初のストーリーは多少変化するが、それほど遠くない頃合で対峙しないといけない問題となるのは間違いない。


逆に君主候補であれば些かの時間的余裕がある。また、君主になった際の伏線をここで張っておくということが可能である。


例えば、軍師や宰相といった片腕となり得る人物との邂逅や忍びや諜報などの役割を担う影の存在をスカウトする機会を設置することが出来るだろう。その場合、譜代家臣を得ることになるので君主になった際の開幕ダッシュを掛ける際に大きな力になる。


また、お忍びで出掛けることで在野の存在との関係を構築する機会ともなる。


そういった際に舞台となるのが城下町であったり酒場であったりダンジョンといった場所になるわけだが、往々にしてよくあるのが酒場での一騒動というお約束だろうか。


そういったお約束では概ね以下の傾向があるが、それは様式美だと思ってその流儀に従うのが良いのだろう。


1,女将が実はオカマで下手な美女よりも美人

2,女将オカマが普段はしなを作っているくせにやるときはその類い希なる膂力で全てをねじ伏せる

3,睨まれたら最後、その地域で稼業出来なくなる

4,マスター若しくは女将が曰く付きもしくは伝説化している元冒険者/騎士

5,その情報網は超国家規模


酒場という設定には他の味付けは色々とあるだろうけれど、元の味付けを活かすように濃い味付けはしない。


折角実力のある存在なのだから、ただの酒場のそれだけでは勿体ない気がするから何か一悶着起こすと同時に別枠の出来事を用意すると面白いかも知れないと考えている。


それらの一件を片付けることで株を上げた体裁を取って君主候補としての基盤を整えていくことで、来るべき継承動乱を乗り越える布石とするならば、一つの見せ場になるか。

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