国家間同盟関係
国家間同盟関係
国家間の同盟関係は一般的には対等の同盟関係と主従的同盟関係に大別される。
隣国同士で婚姻同盟を締結して背中合わせにして国境線の一方を安泰にしておくというやり方もあるし、明確な同盟関係でなくても周辺国全てが直接間接問わず縁戚関係でガチガチにしがらみで括っておいて手出し出来なくするというやり方もある。
また、近隣国家とは敢えて手を結ばずに遠交近攻政策を標榜し、少し離れた強大国家と手を結ぶというのもある。この場合、将来の仮想敵国と見なして富国強兵に努めるのが定石になる。
そして朝貢関係があるかないかは兎も角、国力的に開きがある相手国に臣従する形で後ろ盾となって貰うことで独立を維持するという方法だ。その場合、人質を出したり、相手国の王族や貴族と血縁関係を結ぶことでその結びつきを強めておくのが一般的である。
これらとは別の関係として、共通の利害があることで結ばれる通商同盟がある。また、関税同盟を結ぶことで圏内の関税負担を無くすことで経済活性化を図るという考え方もある。
また、これらとは別にハンザ同盟の様な存在もある。加盟した都市国家同士が経済的政治的軍事的に一体の国家として結びついたモノだ。これらの多くは帝国自由市として神聖ローマ帝国に直接臣従している都市であり、他の領邦君主たちにとって悩ましい存在であり、帝国に直属していることで手出し出来ない特権を有していた。そしてその特権を維持するために定期的に帝国へ上納を行うことで自由に行動することが許されていた。
主人公サイドの国家を支援する国家と敵対する国家の結びつきを考える上で、これらの関係は大きく左右することになるだろう。




