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(A23)『帝国(定刻)崩壊』

(A23)『帝国(定刻)崩壊』



且つてない程の、虚無感に襲われた場合でも、自分の信念を曲げずに、定刻崩壊を免れるとしたら、それは幸福なことである。人間は、一人以上でも、一人以下でもないが、ともかく、だからこそ、手と手を取り合って行かなければ、ならないことは、明白である。



少なくとも、現在の帝国を見る限り、善良な方向へと行ってほしいと思うばかりであるが、つまりは、崩壊などしない様に、ということだが、定刻は、その崩壊を待ってくれるだろうか。唯物論や、唯心論の問題だが、自分は、帝国の前に、日本人一人一人が、崩壊しないことを、願っている。


しかしどうだろう、分けの分からない、奇跡の墓地という、俯瞰すれば脱却すら危うい、現象真理は、帝国には似合うまい。寧ろ、我が、けじめなる、定刻に似合うのである。言葉は派生し、一体、何処へ行くだろう、そればかりは、分からないのである。

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