表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

(A21)『帝国(定刻)崩壊』

(A21)『帝国(定刻)崩壊』



いつからが、始まりで、いつからが、終わりだろう。昔、或る小説に、書いてあった、規定文句を、思い出す日々である。帝国が、今、変容していることは、一つ置いておいて、今、自分の人生が、定刻崩壊するならば、その前に何をするだろう、という言葉が脳裡を掠める。



箱男にはなりたくない、棒男にもなりたくない、しかし、人間は、いつか、何かになるはず、だったのである。列挙すれば、枚挙に暇がないが、例えば、死をいう一つの完成の時に、人は朽ち絶えてしまうことが、最終作用であるから、それまでに、何になろう、という気持ちが、定刻を過ぎる。



すると、定刻崩壊とは、その定刻、何かが崩壊して、何かになるが、また、次の定刻までの、猶予が与えられるということだと、理解して良いだろう。時間は待たない、人間が、待つのである。死を待つ、そんなことは、どうでも良い。どうせ死ぬなら、死の定刻までに、何度の定刻を、成就させられるか、ということだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ