散文詩
特別だと思っていたんだ。
だけど、ちっとも上手くなんていかなくて。
周りを見れば上手くいっている人ばかり。
私は思うんだ。
どうして私だけなのだろう。
どうして上手くいかないんだろうって。
やり方が違うのかななんて、考え始めたりして。
どうにかしなくちゃ行けないのは分かるんだけど、何も出来なくて。
誰でもいいから、助けてくれたらいいのに。
陽の光が差し込めば輝ける宝石になれたら良かったのに。
星が瞬く夜空の中に居ても見失われないくらいの輝きに。
何をやっても失敗ばかり。
だから、誰かが邪魔をしてるのって疑ったりして。
周りは何も言わずに見ているだけ。
私は言うんだ。
どうして私だけなのだろう。
どうして上手くいかないんだろうって。
才能が無いのかなんて、あきらめようとして。
どうにかしなくちゃいけないのは分かるんだけど、何も分からなくて。
誰でもいいから、教えてくれたらいいのに。
陽の光が差し込みさえすれば輝けると思っていたのに。
都会の土に生えた草にすら負けている、私はまだ芽も出ていないのに。
人ごみが私を覆い隠してしまう。
ビルが日差しをさえぎって。
声すら狭い部屋から抜け出すことは出来なくて。
だけど、特別だと思っていたんだ。
なに一つ上手くいくことなんてなくても。
周りを見れば上手くいっている人ばかり。
私は思うんだ。
どうして私だけなのだろう。
どうして上手くいかないんだろうって。
誰も何も教えてはくれなくて。
陽の光が差し込まなくても輝ける明かりになれたら良かったのに。
星が瞬く夜空の中に居ても誰かの役に立つくらいの輝きに。
陽の光が差し込むことがない場所が私の居場所なのに。
道ばたの影に生えた草にすら負けている。
私はまだ日差しがどこなのか、分かってもいないのに。