無題。

8話 日常

朝、目を覚ました。

外では銃弾の飛び交う音が聞こえる。

学校に行く用意を済ませ、まだ少し寝ぼけた眼をこすりながら階段を下りる。

壁からぶら下がっている目玉がギロリと此方を睨んでいる。

キッチンでは鶏がお母さんを切り刻み、椅子にはキュウリが座っており、お父さんの脳みそを飲んでいる。

昨日とは違う光景な気がする。

まぁ、日常とはこんなものだ。

僕はそう思い直し、皿に出されたお母さんの右腕を食べ、髪の毛を飲んで学校へと向かった。