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51話 指の味
お腹が空いたので、僕は自分の指を食べることにした。
左手の小指を丁寧に噛みちぎり、ゆっくりと、味わうように咀嚼する。
骨は邪魔だが意外と旨いじゃないか。
次は薬指を噛みちぎる。
ゴリゴリ骨の音は五月蝿いが、やはり美味しい。
他の指も食べてみたいが、このままいくと僕の指が全てなくなってしまう。
そうなっては困るので、友人の指を食べさせてもらうことにした。
「指食べさせて」
僕は友人にそう言うと、友人が返事するよりも早く指を噛みちぎった。
そして咀嚼。
…コーンポタージュ味か。




