表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/50

43話 TV中毒

ドアの隙間から母が見える。


「あはははは」


母が笑っている。


どうやらテレビ番組を見ているらしい。


そのテレビの内容は、雪男がミイラ男になんでやねんと突っ込んでいるだけで僕には到底面白いとは思えなかった。


「はははははは」


休む暇なく母は笑い続けている。


口内が見えるくらいに口を大きく開けて、笑い続けている。


「はははははははは」


ビチビチと音を立て、母の頬が裂け始めた。


「はばばばばばばばば」


少しづつ笑い声が濁ってきている。


その上、勢いが落ちることなく口が裂け続ける。


「ばばばばばばぼぼぼぼぼ」


とうとう上唇と下唇の角度が180°になった。


「ぼぼぼぼぼぼぼぼばばぶぶぶぶぶぎょっ」


上唇と下唇が1回転してくっついたと同時に、母は絶命した。


ピンク色の口内を外部に晒し、喉を露出したまま母は絶命した。


「やはりテレビの見過ぎは体に悪いんだな」


僕は改めてそう思い、静かに部屋のドアを閉めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ