34話 ポエム
大好きな君へ
君の何気ない仕草が、言葉が気になってしょうがないよ
君との会話も楽しくってしょうがないよ
たった一言スキっていうだけでいいのに
私の思いはいつも空回り
嫌われるのが怖くって言えやしない
でも絶対に言ってみせるよ
今はまだ怖いけど
私の思いを少しづつ言葉にして
君と会話を楽しむよ
君との距離がゼロになるまで
私の想いが君に届くまで
「先輩、何やってるんですか?」
「あー、コレ?ポエム書いてんの」
「ポエムですか?似合いませんね」
「いやいや、俺はちゃんと目的があってやってるんだよ?…君はポエムの木って知ってる?」
「ああ…なんか最近女子高生の間での人気らしいですね。SNSでもそこそこ話題になってます」
「それの内容さ、俺が書いてんの」
「そうなんですか?本当に気持ち悪いですね」
「ちゃんと最後まで聞こうね…なんていうか、俺のポエム見てキャーキャー騒いでる姿を見てみたくてさ、最初は軽い気持ちで作ったんだよ」
「それが思いのほかスゲー面白くてね。このポエムを投稿した後でBwitter覗いてRTとかしてる輩に『気持ち悪い』って言うとこれまたスゲー食いついてきて面白いんだよ」
「はぁ…なんていうか、先輩って暇人なんですね」




