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28話 後天性魔王症候群

私の中には魔王が100体いる。


ともかく、無駄に100体いる。


取り敢えず、最近は100体で(脳内で)殺し合いをさせて、ベストオブ☆魔王を決めている。


ちなみに前回の14回目の優勝者は73番目の魔王だった。



急に話は変わるが、私の小さい頃の夢は魔王だった。


普通の子なら、勇者と答えると思う。


確かに勇者はかっこいいと思う。お姫様を救うために冒険にでかけ、色んな仲間と苦難を乗り越え、力を合わし、凶悪な敵を倒す、そしてお姫様を助けてハッピーエンド。


だが、これは魔王にとってはどうだろう、夢だった世界征服を邪魔された上に殺されるなんて、死んでも死にきれないと幼いながらも私はそう感じた。


だから、私が大人になったら魔王が志半ばで叶えた夢を私が代わりに叶えてあげよう、そう思った。



そんな夢を見続けて私も今年で36になる。


高校卒業と同時に資金集めのためにアルバイトをし、それ以外の時間はネットで情報を集めるという生活をしてきたが、なかなか資金はたまらないし、手に入れれる情報といえばゲームの攻略くらいしかなかった。


今は情報探しを集中して行っている。


バイトはというと、この前の給料日の日に店長に向かって、


「私は将来世界を征服する。だから私の賃金を上げろ下僕」


と言ったらクビになった。


今は貯金があるので生活に支障はないが、そのうちまた働かなくてはならないだろう。ちくしょう、店長め・・・世界を征服したら、靴を舐めさせてやる。




色々考えていたらもう3時近くだ。


今日も収穫はなかったが、いずれ勇者の弱点とか見つかるだろう。


魔王は長生きらしいし、時間はまだまだある。


明日には新しい情報が見つかることを願って今日はもう寝るとしよう…。



ちなみに、15回目の優勝者は49番目の魔王だった。

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