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12話 僕

「マル、バツ、バツ、バツ、マル」


僕は今、僕が僕を選び分けている景色を見ている。


ベルトコンベアにズラッと並んでいる僕が、選び分けている僕を見て、その僕は僕を検査している。


選び分ける基準は解らない。


「バツ、バツ、マル、マル」


使えない僕は一箇所に纏められ、再度同じベルトコンベアに乗せられ流されてゆく。


無事通り抜けた僕も、同じようにされる。


一本のベルトコンベアに積まれた僕は、何を思うのだろう。


それを検査する一人の僕は、何を思うのだろう。


沢山の自分を見つめなおしても、何も変わる訳じゃない。


今、僕は、僕を、軽蔑している。


だからといって何がある訳でもない。


ただ解るのは、軽蔑している僕も、僕等と同じ矮小な存在という事くらいだ。


僕は、特別な存在じゃない。


その愚かさを弁えつつ慎んで死ね。

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